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茨城県大洗町、サメの目撃情報を受けて禁止していたビーチ3カ所の遊泳を再開

2015年8月8日より順次遊泳再開

茨城県大洗町の「サンビーチ海水浴場」

 茨城県大洗町は、隣接する鉾田市でのサメの目撃情報を受けて8月6日から遊泳禁止としていた3つのビーチに関し、防護網の設置やライフセーバーの監視体制が整ったことから、8月12日に全ビーチで遊泳禁止を解除した。

 本件は、8月4日夕方にサメの目撃情報があり、8月5日には茨城県警や茨城海上保安部によりサメが発見されたことから、沿岸各ビーチで遊泳禁止の措置をとっていたもの。

 大洗町では、地元漁師の協力なども得て、遊泳エリアを取り囲むようにサメに対する防護網を設置。商売道具である網やブイを防護網として提供する漁師もいたという。併せて、ライフセーバーによる監視体制および避難誘導対策の体制を整えた。

 こうした対策を実施したことで、8月8日より同町にある3つのビーチで遊泳を順次再開。「平太郎浜海水浴場」は8月8日に防護網設置を完了。「大洗海水浴場」は高波の影響で一部未設置ではあるが、両ビーチは8月8日より遊泳を再開した。「サンビーチ海水浴場」は台風14号の影響で防護網を一時撤去したが、8月11日に再設置。8月12日から遊泳を再開する。12日は台風の影響により波は高いものの、3ビーチすべてで海水浴を楽しめるようになっている。

防護網設置の様子
ライフセーバーによる監視と避難誘導

(編集部:多和田新也)