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WILLER EXPRESS、東名阪道における高速バスの交通事故についての調査状況

7月14日19時現在、ロウズ観光に運行を委託

 WILLER EXPRESSは、ロウズ観光(岡山県倉敷市)に運行を委託していた夜行高速バス(東京ディズニーランド発~岡山・倉敷行き、乗客25名、乗員2名)が7月14日3時15分頃に三重県 東名阪自動車道 四日市IC(インターチェンジ)~鈴鹿IC間の下りでダンプカーに追突し、バスの運転手1名と乗客1名、ダンプの運転手1名の計3名が負傷した件に関して、7月14日19時現在の調査状況を発表した。

 発表によると、乗客のうち1名がろっ骨骨折、足打撲傷で1~2週間の入院。23名は搬送先の病院で治療後、帰宅もしくは目的地移動。1名は事故現場から目的地に移動したとのこと。乗員2名のうち、1名が足骨折で入院、1名は病院で治療後に職務復帰。なお、事故当時バスを運転していた50歳の男性は乗務員は2015年5月の健康診断で所見異常なし、7年間の勤務期間中に事故や違反歴はないという。

 またWILLER EXPRESSは、「負傷した乗客の方には早いご回復をお祈りいたしますとともに、大変なご心配とご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫びいたします。また、今回の原因については現在警察が調査中であり、協力をしてまいります。弊社としても原因を追及し、お客様の安全対策を図りたいと考えております」とのコメントを出している。

 事故を起こした夜行高速バスは、WILLER EXPRESS関東が路線認可を得て、ロウズ観光に乗務員の運行管理や健康管理なども含めて委託していたもの。国交省の発表では、報道による情報として、バスとダンプカー双方の車両が道路脇約2m下の畑に転落し、バスは横転しているとしている。

 なお、本件に関し国交省は、「特別重要調査対象事故」として事業用自動車事故調査委員会に対して事故の調査を要請。同委員会において調査を開始するとともに、ロウズ観光に対して、被害者への対応について万全を期すよう、地方運輸局から指示を出している。

 なお、7月14日18時現在、WILLER EXPRESSが運行する他の高速バスに関しては平常通り運行している。

(編集部:柴田 進)