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九州地区で先行販売の「セブンカフェ アイスカフェラテ」を味わってきた

「ラクトアイス」を使ったミルクテイスト濃厚なアイスカフェラテ

2015年6月24日九州地区発売

180円

セブンカフェ初のアイスカフェラテ。エスプレッソベースじゃないから“ラテ”じゃなく“オレ”じゃん、なんてヤボは言うことなかれ
販売している店舗には目印となるのぼり旗が立っていた

 まったくもって個人的な嗜好をカミングアウトすると、筆者はアイスカフェラテ(アイスカフェオレでも可)が好きだ! どのくらい好きなのかって言えば、とりあえず自宅で毎日1杯は必ず飲むぐらいは好きなのだ。アイスコーヒー+ポーションではなく、ちゃんと牛乳(低温殺菌ならベスト)じゃなきゃダメだ。

 職業柄であちこちに取材へ出かけることが多く、そんな時にはコンビニのお世話になる機会が多い。がっ! いくらコンビニと言えど、どこにでもファミマやローソンが都合よくあるわけもなく、セブン-イレブンのお世話になることもしばしば。でも、“コンビニカフェ”に先鞭を付けた同社には、残念ながらストレートしかないのだ。

 これは困る。ピンポイントな話になってしまうけれど、富士スピードウェイに行くときは「セブン-イレブンしかないじゃん!」と身もだえすることになる。まぁ、実際はそこまで大げさなハナシじゃなく、「チルドか缶のカフェオレ系」か「ブラック」の2択を気分によって選ぶというコースになる。牛乳を別に買う、って選択肢もなくはないものの、自営業のキャッシュフロー的にそこまでのムダ……、いや投資は許されない。

 そんなふうに、セブン-イレブンに立ち寄るたび冷蔵庫の前で葛藤を繰り返していたのだけれど、嬉しいニュースが飛び込んできた。セブンカフェにカフェラテが加わると言うのだ。しかし、喜んだのはいいものの、残念ながら九州地区からの先行販売という。東京でも一部店舗では販売しているらしいけれど、個人的な要望はあくまでも「セブン-イレブン“の”カフェラテが飲みたい」んじゃなくて、「セブン-イレブン“で”カフェオレが飲みたい」のだ。わざわざ特定の店まで行って飲みたくないもん! なんて、アラフィフ親父らしからぬ悩みを抱えて悶々としていたところ、タイミングよく九州行きの仕事が飛び込んできた。

 福岡に着いてセブン-イレブンを見つけ「そりゃ飲むでしょ、今すぐ飲むでしょ」とばかりに店内に。目当てのブツはこれまでの透明カップからブラックのカップになり、アイスが入っている冷凍ケースのなかでもひときわ存在感のあるカップだ。R(レギュラー)サイズしかないのを確かめつつ、とりあえず1つ手にとってレジへ。その後はフタを開けてマシンにセット、コールドのRボタンを押す、とこれまでのアイスコーヒーとまったく同じ手順だ。

パッケージ。レギュラーサイズだけじゃなくラージサイズも欲しい
パッケージにはラクトアイスの文字。ミルクの風味を損なわないよう黒いカップを使っている

 となると、「マシンが今までどおりなら牛乳はどうするのさ?」ってギモンが浮かぶハズ。事前に資料を見ていたので驚かなかったのだけれど、その答えは「牛乳分も凍らせてカップに同梱(?)する」だ。なので、今までと同じように熱いコーヒーをカップに注ぐことでミルクが溶け、カフェラテのできあがりってワケ。うむ、これならナマモノである牛乳を扱わなくて済み、機器の清掃などのメンテナンスも今までどおりといいことずくめなのだ。

パッケージを開けるとこんな感じ。試しに丸いツブだけを食べてみると普通のアイスよりかなり甘い印象
できあがり。フタは普通のレギュラーサイズアイスコーヒーと同じものが使える

 ストローでカップ内をかき混ぜ、ミルク分まで溶けたことを確認しつつ飲んでみると「あ、甘い!?」。とはいえ、チルド系ほど甘くはなく、コーヒーフロートのような感じ。そこでしげしげとカップを眺めてみると、側面に大きく「ラクトアイス」の文字が。なるほど、牛乳分は牛乳そのものじゃなくてアイスなワケだ。ちなみに、開発には江崎グリコも参画している。個人的にはもう少し甘さを抑えてほしいところだけれど、ドリップコーヒーならではのスッキリ感と、濃厚なミルクテイストの組み合わせは満足度十分。セブン-イレブンでもカフェラテが飲めるようになったのは嬉しい限り。この夏は結構な頻度でお世話になりそうだ。

安田 剛