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社名を変更した「DeNAトラベル」が眞鍋かをりさんと松田光一氏を迎え「大感謝祭」を開催

2015年6月1日 発表

「世界中で利用されるサイトに」と中野社長

 オンライン旅行サービス「DeNAトラベル」を運営するエアーリンクは、6月1日付けで「株式会社DeNAトラベル」に社名変更したことを発表した。それに伴い、DeNAトラベル利用者を招いた「DeNAトラベル大感謝祭」を東京都のスペースFS汐留にて開催した。

 司会はスポンジ・ボブ ニュースのナレーションなどで知られ、冬場はバックパッカーとして世界中を旅しているコジマサトコさんが務め、新生DeNAトラベル代表取締役社長、中野正治氏の挨拶で幕が開いた。

「エアーリンクは30数年前(1979年)に創業し、2006年7月にDeNAのグループ会社となり、私もその9年前から経営に携わっている。翌年2007年にはスカイゲートと合併し、オンラインでの旅行販売に舵を切った。そのスカイゲートは15年前(2000年)に、H.I.S.の海外旅行のノウハウや商品力と、so-net(ソネット)のIT技術を組み合わせ、日本一、世界一のオンライン旅行会社を目指そうという趣旨で設立された」と、改めて会社の歴史を振り返る。

「スカイゲートと合併したころは社員100名、旅行取扱高は100億円。8年が経ち、社員は220名、旅行取扱高400億となり、昨年までに43万人強にご利用いただいた。これもお客様、来場のお取引様のご支援のおかげ」と成長の軌跡をたどり、感謝を述べた。

「サービスについては、いかに安く、品揃え豊富で、使いやすいサイトであるかを目指してきた。それに加え、4月からグローバル展開を開始。これからは日本人だけでなく、世界中のお客様にサービスを使っていただきたい。このグローバル展開を機に、サイト名と社名を統一し、ブランドとしての認知度、知名度を高めていく。世界的に見ても、DeNAサービスが使いやすいサイトだと思っていただけるように」と社名変更の背景を説明。4月30日には、初の海外事業としてオーストラリア版「DeNAトラベル」を開設し、今後、アメリカ、カナダ、香港への展開を予定している。

 続いて、「DeNAグループとしては『ディライト・アンド・インパクト・ザ・ワールド=世界中に喜びと感動を』というコンセプトがあるが、DeNAトラベルとしては、新キャッチコピー、『明日の旅も、大切な旅も。』を打ち出していく」と発表。「最短で海外航空券を2時間で手に入れることができ、急な旅行や出張などの“明日の旅”の対応もできる。そして、ハネムーンや記念旅行などの大切な旅も、DeNAトラベルをご利用いただけるように」と願いと目標を込めて語った。

「新しいキャラクターも作り、後ほどお披露目があります。キャラクターともども、これからもご支援、ご協力、またご利用のほどよろしくお願いいたします」と締めくくった。

中野正治代表取締役社長が挨拶
人生に何度も体験できない旅行、どんな旅行でも手配できる、「そんなサイトでありたい」という願いと「なってみせる」という目標がキャッチコピーに込められている

意外なトリップ術も飛び出す対談

 中野社長と入れ替わりに登場したのは、DeNAトラベルの新キャラクター「で~なさん」と、世界遺産アートを手掛ける、グラフィックアーティストの松田光一さん。

スケッチとCGで世界遺産を日々描く現代画家の松田光一さん
最高の旅をPRするという、DeNAトラベルのゆるキャラ「で~なさん」

 司会のコジマさんが「で~なさんとはどんなご関係?」と松田さんに問うと、「僕がデザインさせてもらいました。ちょっと太いけど、自分が生み出した感動がある。大切な旅といえば、旅人が憧れる最果ての地、南極が浮かび、ペンギンをイメージしました」と笑顔を見せる。

 で~なさんのお披露目が終わり退席すると、ここからはひとり旅好きで知られる、眞鍋かをりさんが登場し、旅ツウ同士の対談に花が咲いた。

「眞鍋かをりの世界ひとり旅手帳」も発売され、旅好きで知られる眞鍋かをりさん

「休みが分かるのが直前なので、1泊2日あれば弾丸でハワイに行くこともある」という眞鍋さんは「旅行の予定がなくても、行ってみたい国にどうやっていくのが一番速いのか検索するのが趣味。そうしておけば、実際に休みが取れたときにすぐに行ける」という旅行術を語り、会場を埋めた旅好きの来場者も納得の様子。

 松田さんは、「国境を越えて美しいものを残していこうという発想に感動して世界遺産に興味を持った」と旅のきっかけを話し、会社員時代に各国の世界遺産の写真を見ながら800枚ものデジタル作品を残したというエピソードに眞鍋さんもビックリ。

「画を書くと、本当にそこに行けるようになる。写真を見て描いていた、エッフェル塔に行けることになり、そこで本物を見て画を書いたら、お母さんが『ええやんか!』と初めて画を褒めてくれた」と温かい旅のエピソードを明かした。

「ひとり旅が多い」と2人は口を揃え、眞鍋さんは「ひとり旅だとだらだらせず、予定を詰め込むので、弾丸でも楽しめる」とメリットを語る。その半面、「旅仲間の掲示板を見て、同じ時期に同じ海外にいる人を見つけ、会ってみることもあります。TVを見て私のことを知っている人がいると引かれることもあるので(笑)、最初のつかみが肝心。出会って30分で深い話をすることも」と意外な旅の楽しみ方を語り、会場を沸かした。

 旅先でよくやることを聞かれると、「最近はキレイな景色の中でヨガをやること。リゾート地なら、ホテルにヨガレッスンが付いているところもあるので、良いですよ」と眞鍋さん。一方、松田さんは「カフェでPCを開くなど、日常でやっていることも取り入れます。特別なことをしなきゃ、と思わなくても、ここでやることに意義があると思うようにしている」とそれぞれの旅スタイルを伝授。

「世界1周旅行は2度しました」と松田さん。「1人旅の合間に友達と会うのも良いですよね」と眞鍋さん。お互いの旅のエピソードを披露。旅を楽しむアドバイスに来場者が耳を傾ける

 キャッチコピーにもある「大切な旅」を聞かれると、「仲間と笑える旅」という松田さんに対し、「初めての経験ができることが大切な旅。子どものころ、知らない街を発見したときにワクワクしたような。ドラクエ(ドラゴンクエスト)で新しい大陸を見つけたときに町人にどんどん話かけるような気持ち。旅はリアルRPGですね」と眞鍋さん。「その心、忘れてはいけませんね」と松田さんも共感した。

「おすすめの世界遺産」に話が及ぶと、松田さんは「日本では屋久島。世界一の森だと思う。海外ではキリマンジャロ。世界一周を22日間でしたときに、5日ほどキリマンジャロに滞在し、頂上まで登って泣いてしまった。途中までなら誰でも行けますよ」と勧めた。

 眞鍋さんは「アンコール遺跡の中でもベンメリア遺跡。『天空の城ラピュタ』の世界観が広がっていて、思わずバルス!と声を出した」とその光景を思い出したかのような明るい表情に。

 ここで、発表会の前日に誕生日を迎えたという眞鍋さんにサプライズプレゼントが運ばれてきた。幕を外すと、松田氏が「DeNaトラベルを使って現地に行き描いてきた」という、ポップなアンコール遺跡の画が披露され、「すてき! アンコールワットのイメージがカラフルになっていて可愛い」と眞鍋さんは感激。会場からも大きな拍手が沸いた。

「アンコールワットの朝日に感動しました」と眞鍋さんは情景を思い浮かべる

 感謝祭の終わりには、真鍋さんがすすめる「アンコールワット遺跡群観光付き、カンボジア5日間ペア旅」などが当たる、抽選会が行なわれ、当選者は悲鳴に近い歓喜の声を上げ、盛り上がりを見せた。

「息子と行きます!」と大喜びの当選者

 最後に「旅は散歩。日常の延長ですね」と松田さん。眞鍋さんは「旅はときめき。同じ場所でも、行く度に変わっていてときめきますね」と締めくくった。眞鍋さんが選ぶ、世界遺産トップ3のツアー商品を特別価格で販売することも発表され、感謝祭の楽しみはDeNaトラベルのサイトに続いた。

「DeNAトラベルで楽しい旅を」と最後に全員で挨拶

山口愛愛

横浜生まれ、横浜育ち。ナイヤガラの滝を遊覧、グランドキャニオンをセスナで飛行、モルディブでダイビング、ロンドンでパンクライブ鑑賞などミーハーかつアクティブな海外旅行を多数経験。全国の野球場で取材観戦しているうちに国内旅行にハマり、月に3度以上は取材を兼ねて旅行。スキーやダイビング、キャンプなどのアウトドア趣向の旅行も好む。