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国交省とNEXCO中日本、3月8日開通の圏央道 寒川北IC~海老名JCT間の開通効果を発表

圏央道 寒川南IC~寒川北IC間は交通量が407%増。交通量は平均1万7100台/日

2015年3月20日発表

開通区間の位置図

 国土交通省 関東地方整備局 横浜国道事務所とNEXCO中日本は、3月8日21時に開通した圏央道の寒川北IC~海老名JCT間の開通後1週間における交通量と開通効果について発表した。

 開通後1週間の交通量は平均1万7100台/日で、これまでに開通している隣接区間と新湘南バイパスの交通量は、対前年同週比で圏央道 寒川南IC~寒川北IC間で2900台から1万4700台で407%増、同 茅ヶ崎中央IC~藤沢IC間で2万2500台から2万6100台で16%増、新湘南バイパス 茅ヶ崎西IC~茅ヶ崎海岸IC間で8700台から1万900台で25%増となっており、それぞれ大きく増加している。

 このほかに放射方向に接続する高速道路で、関越道、中央道、東名高速の交通量を紹介しているが、それぞれ4%以下の増減に止まっており、大きな変化はないとしている。

3月8日~16日にかけた開通区間の交通量。平均では1万7100台/日となっている

 開通で発生した主な効果として、開通区間の周辺にある一般道の国道129号、県道相模原茅ヶ崎線の交通量が減少しており、開通区間への転換が図られていると分析した。また、輸送効率の向上や輸送の品質確保による地域経済の発展、関東圏の南北が高速道路で接続されたことによる広域的な観光交流の実現も整備効果として挙げられており、観光面では湘南エリアと北関東のそれぞれで新しいバスツアーのルートが誕生するなどの効果が確認されている。

開通前後の交通量の変化。隣接する道路で交通量が増加している
併走する海老名南JCT近くの一般道で通行車両の転換が確認された
地域間の移動時間が短縮され、観光需要が喚起されている

編集部:佐久間 秀