三井住友カードとVisa、銀行・クレカ・デビット・プリペイド1枚4役の両A面カードを発行

Oliveとフレキシブルペイについて発表する株式会社三井住友フィナンシャルグループ 執行役社長グループCEO 太田純氏

　三井住友カードとビザ・ワールドワイド・ジャパンは2月3日、新しい決済サービス「フレキシブルペイ」を発表した。

　既存のVisaブランドのカードは、クレジット・デビット・プリペイド（ポイント払い）がそれぞれ1枚につき1つの支払い機能となっていたが、フレキシブルペイでは1枚のカード/1つのアカウントにカードやポイントプログラムを統合し、決済ごとに支払い手段をアプリなどで選んで使い分けできるようになる。

　フレキシブルペイは、同日発表したSMBCグループの個人向け金融サービス「Olive（オリーブ）」のキャッシュカード一体型Visaカードで3月から提供する。そのカードは、銀行のキャッシュカード機能のほか、クレジット・デビット・プリペイドの機能を併せ持つ1枚4役になっており、カード実物も片側が銀行カードのデザイン、片側がVisaカードのデザインという“両A面”の作りになっている。また、券面にはカード番号や口座番号の記載がない、マルチナンバーレス仕様となっている（世界初）。

　カード発行のための年会費は、スタンダードカードが永年無料、ゴールドカードが5500円（初年度無料）、プラチナカードが3万3000円（初年度無料）となっている。