日本では2施設でしか見られない“砂漠の妖精”グンディ。足立区生物園で展示開始

“砂漠の妖精”グンディ、足立区生物園で展示

　足立区は、足立区生物園（東京都足立区保木間2-17-1）で北アフリカの岩場に暮らす昼行性のネズミ「グンディ」の展示を1月18日に開始する。

　日本の動物園でグンディを展示するのは全国で3例目。現在国内で見られる施設は埼玉県こども動物自然公園（埼玉県東松山市岩殿554）と足立区生物園のみ。

　今回展示するのはすべて雌の仲良しグループの4頭。グンディは順位を形成するような高い社会性を持ち、群れ同士でさまざまなコミュニケーションをとる。鼻先をつけ合ったり、仲間同士でぴったり重なりあったりするなど、仲睦まじい様子を観察できる。

　岩場での生活に不要だったためか、耳にほぼ耳介がない。大きく発達した後ろ脚には指に櫛状の剛毛が生えており、毛づくろいや岩場を上るのに適している。そのかわいらしい姿から“砂漠の妖精”と呼ばれている。

仲間同士で重なり合うグンディ

足には櫛状の毛が生えている

　また、一般公開を記念して生物園スタッフ描き下ろしの缶バッジや足立区の和菓子店とコラボしたきな粉菓子などのオリジナルグッズを販売予定。同園では、今後は雌雄のペアを追加して繁殖にも取り組む予定。

スタッフ描き下ろしイラストの缶バッジ

和菓子店とコラボしたきな粉菓子も