ニュース

JR西日本、通学定期券の発売方法見直し。12月1日購入分から進級時の在学証明不要に

2025年春から中高生「モバイルICOCA」定期開始

2024年10月28日 発表

進級時の在学証明が不要になり、卒業まで「みどりの券売機」などで自分で定期券を購入できるように

 JR西日本は、通学定期乗車券の発売方法を見直し、12月1日購入分から進級時の学生証確認を省略すると発表した。

 これまで年度をまたいで通学定期乗車券を更新する際は、学生証などの提示による在学確認を実施してきたが、今後は新規で購入する際に卒業予定年月日が証明された通学証明書などを準備することで係員が在学期間をあらかじめ設定。通学証明書などの確認は入学時の1回のみとなり、卒業まで「みどりの券売機」などで自身で通学定期乗車券を購入できるようにする。対象となる定期券は、同社が発売する磁気定期乗車券およびICOCA定期乗車券。

 また、2025年春から「モバイルICOCA」で中学生・高校生の通学定期券の取り扱いを開始する。これまではカードタイプのみであったが、保護者がクレジットカードなどの決済用カード情報を入力する代理決済により、駅の窓口に並ぶことなく定期券を購入できるようにする。