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JR東海、中央本線でQRコード乗車券の実証実験。特急しなの+路線バス「馬籠周遊きっぷ」が対象

2024年9月20日~12月8日 実施

利用の流れ

 JR東海、名古屋鉄道、北恵那交通は、JR東海の中央本線でQRコード乗車券の実証実験を行なう。期間は9月20日~12月8日。

 名鉄のMaaSアプリ「CentX」で発売する企画乗車券「馬籠周遊きっぷ」を対象に、名古屋(中央口・桜通口)・多治見・中津川の各駅にQRコード読み取りカメラ付きの自動改札機を設置する。地域交通と都市交通が連携したデジタル乗車サービスの実用性と有効性を確認するとともに、QRコードの認証や改札機との連動に関する検証も行なう。

「馬籠周遊きっぷ」は、JR中央本線の多治見/名古屋駅~中津川駅間の特急「しなの」往復利用と、北恵那交通の馬籠線(路線バス)の1日乗車券がセットになったもの。「しなの」は普通車自由席に限って利用でき、途中下車はできない。JRの入出場時は専用改札機にコードをかざすことで、北恵那交通では乗車券画面を乗務員に提示することで利用できる。

 価格は多治見駅発着が3000円、名古屋駅発着が5000円(大人のみ)。購入日から60日間(12月8日まで)有効だが、JRの往路・復路と北恵那交通それぞれで使用開始ボタンを押下する形となり、使用開始後は当日に限り有効。