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川崎市、2025年1月に自動運転路線バスの実証実験。大師橋駅~天空橋駅/川崎駅~市立川崎病院への2ルート

2025年1月 実施

川崎市が自動運転バスのルート・運行時期を決定

 川崎市は、自動運転技術を活用した路線バスの実証実験のルートや時期を8月2日に発表した。

 自動運転EVバス車両を使ったレベル2での自動運転を2025年1月13日ごろからテスト走行、1月27日ごろから10日間、一般の人でも乗車できる実証運行を行ない、2027年度のレベル4実装を目指す。

 ルートは多摩川スカイブリッジを走行する大師駅~天空橋駅の羽田連絡線と、1日30万人が利用する川崎駅~市立川崎病院を走る川崎病院線の2通り。

羽田連絡線のルート
川崎病院線のルート

 自動運転のシステムは、高精度3次元地図情報とセンサー技術、信号情報を連携させることで、自動運転時の最高速度35km/hを実現。バス車両はバッテリー性能が高い最新型EV車両(ティアフォー製Minibus v2.0)を導入した。

 なお、羽田連絡線は神奈川県川崎市と東京都大田区を走行し、2つの自治体やエリアをまたぐ路線バスルートでの自動運転レベル4実装に向けた取り組みは全国初とのこと。

 川崎市は、EV自動運転バスに再生可能エネルギー由来の電力を使用することで、2050年の脱炭素社会の実現を目指しているという。