ニュース
スプリング・ジャパン就航10周年。新制服は「次のステージに入ったことをうまく表現できている」と浅見社長
2024年8月1日 11:09
- 2024年8月1日 実施
スプリング・ジャパンは8月1日、就航10周年を記念した式典を成田空港で実施した。
旧社名の春秋航空日本として成田を拠点に2012年9月設立、2014年8月の成田~広島線を皮切りに国内線および日本~中国間の国際線を中心に運航しており、2021年11月には愛称であったSPRING JAPAN(スプリング・ジャパン)を新社名に据えてブランドロゴを刷新。機体デザインも切り換えを行なっている。
現在、国内線は新千歳・広島・佐賀の3路線、国際線はハルビン・寧波・浦東(上海)・天津の4路線を運航しており、本日新たに北京線へ就航するほか、浦東線も増便を行なう(コロナ以降、南京・重慶・武漢線は運休中)。
式典に登壇した代表取締役社長の浅見達朗氏は、この新規就航と増便、また1日未明に羽田に乗り入れを開始した貨物専用機について触れ、「このような記念すべき日に旅客便・貨物便の就航ができたことを大変意義深く感じている。あわせて、本日から創業以来初めて客室乗務員の制服を刷新し、着用を開始する。社員の思いのこもった新制服とともに、これから先も『安全・誠実・笑顔』の3つを大事にして社会に貢献していきたい」と述べた。
同社は客室乗務員が中心になったチームにより新制服プロジェクトを立ち上げており、コーポレートカラーの黄緑を際立たせる濃緑を多用した色使いと、軽量ストレッチ・丸洗い可など機能性を重視した素材の採用、男女とも組み合わせしだいで複数の着こなしに対応するバリエーションを用意するといった、大胆なイメージチェンジを行なっている。なお、この新制服について浅見氏は、「色味が落ち着いて、フレッシュさだけでなく次のステージに入ったことがうまく表現できている」と絶賛していた。
また、同社は目下、中国発の旅客によるインバウンドの需要が非常に好調だが、日本人旅客によるアウトバウンドについて浅見氏は、「アウトバウンドのトリガーは『15日間のビザなし渡航』で、これがないと需要喚起は難しい」と述べ、コロナ以降2020年から停止しているビザ免除措置の再開が中国路線のアウトバウンド復活の鍵を握るとしたうえで、「状況を見ながら日本側の需要喚起もしっかり行なっていきたい」と話した。