ニュース

ロゴスの2025年モデルが早くもお披露目。使いやすくなった人気のテントや注目度の高いクーリングアイテムなどが多数登場!

「2025 Regular THE LOGOS SHOW」

LOGOSの最新アイテムをずらりと展示した「2025 Regular THE LOGOS SHOW」

 アウトドア用品を手掛けるロゴスコーポレーションは、2025年モデルを展示した「2025 Regular THE LOGOS SHOW」をショップ関係者やメディア向けに都内で開催した。

「LOGOS」ブランドでファミリー向けアウトドア用品を中心に展開している同社だが、今回の展示会ではテーマを「PLAY LOGOS」とし、「外遊び=アウトドア」の本質に誰もが簡単に楽しめるような新製品をお披露目した。初心者でも組み立てやすい新型テントやトートバッグにもなるたき火台シートなど、会場に展示されていた魅力あふれる製品を紹介する。

まだまだ成長が見込めるアウトドア業界

 LOGOSの展示会では会場の入口付近で業界の動向やトレンド、イチオシの製品を紹介していることが多い。まず掲示されていたのは、アウトドア業界の景気だ。

 コロナ禍では屋外で過ごすキャンプが追い風となって市場が拡大したが、社会が落ち着きを取り戻すと「ブームは去って業界は厳しくなっている」といった話もささやかれるようになった。

 しかし掲示されている資料によると、パンデミック後の2023年から2024年にかけても国内のアウトドアギア・アパレル出荷金額は5%の伸びを見せており、今年の出荷金額も堅調に推移するとのことだ。その理由としては、円安の影響による海外旅行の敬遠により、国内のアクティビティが活況であることを挙げている。同社としても、ロゴスランドのロゴスBBQスタジアムの団体利用者数は昨年比300%アップと好調であることを伝えていた。

アウトドア用品の出荷額が伸びていることを説明

アウトドアではクーリングアイテムが必須で注目度も高い

 近年は“酷暑”と叫ばれるように夏場の活動においては体温管理が非常に重要になっていることもあり、最新のクーリングアイテムもずらりと並べられていた。LOGOSの製品では保冷剤「氷点下パック」シリーズの人気が高く、そこで培ったノウハウを活用している。

「LOGOS 瞬間アイススタンプ・ポケット」(990円)は、濡れタオルを手軽に氷結タオルにできる「LOGOS 瞬間アイススタンプ」をポケットサイズにしたもので、100個分の氷結スタンプを作れる。

LOGOS 瞬間アイススタンプ・ポケット
濡れタオルにプシューと押し当てるだけでキンキンに冷えた氷結タオルを簡単に作れる

「氷点下リカバリー・クールリスト」(1870円)は、手首の内側に保冷剤「氷点下リカバリー・クールアシスト」(770円)を固定できる製品。リストバンドタイプにすることで、運動中でもアイシングができるようにしている。

「氷点下リカバリー・クールバンテージ(ショート)」(2530円)、「氷点下リカバリー・クールバンテージ(ロング)」(3300円)は、氷嚢やクールアシストをしっかりと体に固定できるバンテージ。ショートは8×16cm、ロングは21×30cmのポケットを備えている。首、手首、足首、おでこ、肩、太ももなどのアイシングができる。もちろん、洗濯して繰り返し使える。

体を冷やすのに便利な氷点下リカバリー・クールリスト、氷点下リカバリー・クールバンテージ(ショート)、氷点下リカバリー・クールバンテージ(ロング)

LOGOSのキャラクターに「えほん」シリーズが新たに加わる

 ファミリー向け製品を数多く抱えるLOGOSは、子供に人気のキャラクターを用いたアイテムも数多くラインアップしている。

 今回新しく登場するのは「ロゴスのえほんシリーズ」で、キャンプに関連深い「火くん」「水くん」「木くん」が主人公となり、絵本として9月に登場する予定(3冊同時発売・各500円)。

 その主人公たちをあしらったアイテムも数多くラインアップする予定で、「デザインタイニーチェア(ロゴスのえほん・水くん)」(3190円)、「氷点下パック抗菌・デザインクーラーM(ロゴスのえほん・火くん)」(4400円)、「氷点下パック抗菌・デザインクーラートート(ロゴスのえほん・水くん)」(2255円)、「4つ折りクッション(ロゴスのえほん・木くん)」(1265円)、「ワイドロールペーパーホルダー(ロゴスのえほん・火くん)」(968円)、「おにぎりポップフルシェード(ロゴスのえほん・水くん)」(9790円)などが展示されていた。

LOGOSの新しいキャラクターとして「えほん」シリーズが登場
子供用のチェアやトートバッグ、シェードなどをラインアップ。絵本は2024年9月にスタートし、キャンプ用品は2025年3月6日から販売する予定

居住性に優れたエントリー向け最新テント

 会場内にはさまざまなキャンプ用品が並んでいたが、最初は人気のテントを紹介しよう。LOGOSのテントは機能性が高く、初心者でも扱いやすいのが特徴。まず目に飛び込んできたのは「neos エーコン リビングドーム LーBE」(5万8850円)、「neos エーコン リビングドーム MーBE」(4万8840円)の2製品。

 壁面の押し上げ効果により、広くて高い空間を生み出せるのがエーコンフレームの特徴で、耐風性と居住性に優れている。屋根に生まれる段差はメッシュになっており、ベンチレーションとして風を効果的に取り入れることができる。

neos エーコン リビングドーム LーBE
天井の段差部分はメッシュになっている
4人並んで寝ることができる広い空間
neos エーコン リビングドーム MーBEは、大人2人と子供2人が過ごせるサイズ

バイクが置けるハイポジテント

「neos オーニングリビング DUO プラス-BE」(3万9600円)は、もっとも高い部分が1.8mあるハイポジションが特徴のテントで、前面のフライシート部分にバイクを置ける点が一番のウリだ。サイド部分はドアとして開閉できるようになっており、出し入れがスムーズにできる点がうれしい。

neos オーニングリビング DUO プラス-BE
サイドが開閉できる仕組みなので、バイクを出し入れしやすい

90秒で組み上がる楽々設営がウリ

「Tradcanvas イージーセット キャビンテント XLーBE」(6万8200円)は、90秒で組み立てられる設営の容易さがウリのテント。簡単に組み立てられる秘密はテント本体とフレームが一体構造になっている部分にあり、フレームを伸ばしていけば組み上がってしまう。また、フレームをロックしている部分はボタン式になっているので誰でも簡単に扱うことができる。

Tradcanvas イージーセット キャビンテント XLーBE
フレームを伸ばしていけば簡単に組み上がる
ロックはボタンを押せば解除されるので手軽に扱える

エアテントの最新版は風の影響を受けにくくする仕組みを導入

「neos エアマジック PANEL トンネルドーム L」(17万8200円)は、エアポンプで空気を入れるだけで設営できるテントの最新バージョン。従来製品との違いは、エアチューブを固定するアシストフレームを屋根に内蔵したことだ。このフレームを採用することで前後方向の耐風性が劇的に向上している。

neos エアマジック PANEL トンネルドーム L
付属のエアポンプで空気を入れるだけのお手軽設営が人気
軽くて面積が大きい(風に弱い)というエアフレームの欠点を金属フレームを真んなかに通すことで解決

引っ張るだけなので90秒で設営可能

「Tradcanvas どんぐり PANEL ドーム 260-BE」(4万9500円)は、組み立てやすさと広さが自慢のテント。生地とフレームが一体になっており、壁面や天井部を外側に引っ張るだけで簡単に設営できる。フレームは外側に向かってテンションがかかっているので、組み上がった内部は予想以上に広く感じる。

Tradcanvas どんぐり PANEL ドーム 260-BE
壁面部などの取っ手を引っ張って設営する
収納する際は押し込むことで簡単にたためる

5分で設営できる5mの特大テント

 グループキャンプに最適なのが「neos スペースベース・デカゴン 500-BE」(18万7000円)だ。組み上がったテントは横が5m、高さが2.7mあり、内部には別格の居住空間が広がる。折りたたんだジョイント部を伸ばしていくだけで設営可能な「QUICK SYSTEM」を搭載しており、このサイズでありながら5分で組み立てることができる。

neos スペースベース・デカゴン 500-BE

車中泊で使えるサイドウォール付きのタープ

 車中泊やドライブピクニックに便利なのが「neos Link PANEL タープセット(サイドウォール付き)」(2万1780円)だ。2.2×2.2mの雨をしのげる空間を作ることができ、サイドウォールは状況に合わせて取り付け位置を変えられる。

neos Link PANEL タープセット(サイドウォール付き)

トートバッグになるたき火台シートや頑丈な囲炉裏テーブル

 たき火関連のアイテムからは2つの新製品を紹介する。「アイアン囲炉裏サークルテーブル」(1万9800円)は、天板を4分割して手軽に持ち運べるのが特徴。スチール製のテーブルは頑丈で、真んなかにたき火を置けば囲炉裏を囲むように会話も調理も楽しめる。

「たき火台耐熱シートバッグ」(4950円)は、たき火台シートがトートバッグに早変わりするアイデア製品。トートバッグにすればたき火台もそのまま収納して持ち運べるので、まさに一石二鳥のアイテムだ。

アイアン囲炉裏サークルテーブル
たき火台耐熱シートバッグ

キャンプで使える最新の保冷アイテム

 会場内にも冷却関連のアイテムが展示されていた。「LOGOS 氷点下パック ポータブル冷凍庫(AC・DC)」(3万9600円)は最大-25℃まで冷却可能な冷凍庫で、一般的には-20℃対応の製品が多いなかではレアな製品だ。「ハイパー氷点下クーラー・スリップリッド」(8690円)は、従来のジッパー式から蓋式に変更した製品。蓋の凸部が本体の凹部に滑り込むスリップリッド構造を採用しており、密閉度を高くして保冷効果を高めている。

LOGOS 氷点下パック ポータブル冷凍庫(AC・DC)(左)、ハイパー氷点下クーラー・スリップリッド(右)
-25℃の超低温が自慢。AC100VとDC12Vに対応
蓋と接触するフチの部分に冷却効果を高める秘密がある

「セルフインフレートクーラーL」(8470円)と「セルフインフレートクーラーM」(6930円)は、25mmの断熱材部分に空気を利用した保冷バッグ。使用時は膨らませて使い、収納時は空気を抜いて折りたためるので、かさばらずに持ち運べる。Lサイズの容量は25L、Mサイズの容量は15L。

セルフインフレートクーラーL(左)、セルフインフレートクーラーM(右)

めんどうな膨らませる工程が簡単になったエアマット

 寝具関連も多くの製品が展示されていたが、そのなかで目についたのは「(楽ちんバルブ・高密弾力)55 セルフインプレートマット・SOLO」(9460円)、「(楽ちんバルブ・高密弾力)55 セルフインプレートマット・DUO」(1万7820円)。空気を入れて膨らませるエアマットだが、逆止弁になっている「楽ちんバルブ」を採用することで、セットアップや収納する際の空気の逆流を防ぎ、誰でも手軽に扱えるようになっている。

(楽ちんバルブ・高密弾力)55 セルフインプレートマット・SOLO(左)、(楽ちんバルブ・高密弾力)55 セルフインプレートマット・DUO(右)
バルブには逆止弁が取り付けられるようになっており、スムーズなセットアップと撤収が可能

コンパクトなイスや本格的なサイフォン式コーヒーメーカーなど

 そのほかでは、野外フェスなどで手軽に持ち運んで使える「チルチェア」(5830円)、どこでも強力な空気を吹き付けられる「野電 ハンディジェットファン」(9900円)、屋外で本格的なサイフォン式コーヒーを楽しめる「アウトドア・コーヒーサイフォン」(2万9700円)など、屋外で使える最新アイテムが展示されていた。

バルブには逆止弁が取り付けられるようになっており、スムーズなセットアップと撤収が可能

 今回の展示会で紹介されていた2025年モデルの販売スケジュールは製品によって異なるが、第1弾が2024年12月12日、第2弾が2025年1月30日、第3弾が2025年3月6日、第4弾が2025年4月17日にリリースされる予定。なお、仕様や価格は2024年7月時点の情報のため、変更、および発売延期・中止になる場合がある。