ニュース
JTB、夏休みの宿泊旅行の見通し。国内の旅行者数・消費額は前年から微減か
2024年7月5日 15:25
- 2024年7月4日 発表
JTBは、「夏休み(2024年7月15日~8月31日)に1泊以上の旅行に出かける人」の旅行動向見通しを発表した。ここでは主なポイントについて記述する。
国内旅行では、旅行者数が前年比95.8%となる6800万人、旅行消費額が前年比95.8%となる2兆8560億円とし、ともに微減を予測。要因として、コロナ禍を終えた旅行への意欲が落ち着いたことや、生活の先行きへの不安があることを挙げている。
一方で海外旅行は、旅行者数が前年比101.2%となる175万人、旅行消費額が前年104.7%となる4183億円と予測している。こちらは円安や物価高、旅行が長期・長距離化する傾向があることを増加の原因としている。
旅行の意向については、旅行に行くと回答した人は前年から2.4ポイント減となる34.1%で、2022年以降年々増加していたところが減少に転じた。旅行に行かないとした人で最も多かった理由は、「夏休み期間は混雑するから」であった(30.4%)。
また、旅行に行く人のうち「昨年の夏休みより旅行日数を増やす」と回答したのは17.7%で「減らす」とした割合を大きく上回ったが、回答数としては「増やす」人は減少、「減らす」人は増加しており、日数を短くする傾向がみられる。「遠方へ旅行したい」回答と 「近場の旅行に行きたい」回答でも同様の対比構造があり、旅行が近距離となる傾向があるとした。