豊洲市場に隣接して開業する「豊洲 千客万来」。江戸の街並みをイメージしたデザイン 全国で総合温浴施設を展開する万葉倶楽部は、豊洲市場に隣接する場外に美食と温泉のにぎわい処「豊洲 千客万来」(東京都江東区豊洲6-5-1)を2月1日に開業する。これに先立ち、報道向けの内覧会が開催されたので、たっぷりの写真とともに施設を紹介しよう。
「豊洲 千客万来」は、「うまさの聖地」をコンセプトにして「豊洲場外 江戸前市場」と名付けた食楽棟に、和食を中心に全国から約70店舗が集結。ここに地上9階建ての24時間営業の温浴棟「東京豊洲 万葉倶楽部」が加わり、露天風呂のほか、最上階には360度のパノラマが一望できる展望足湯庭園も備えている。また、温浴施設だけでなく宿泊も可能となっている。
アクセスは、ゆりかもめ「市場前駅」とペデストリアンデッキで連結されていて、徒歩約4分。駐車場は「豊洲 千客万来」116台、「東京豊洲 万葉倶楽部」458台がある。施設利用に応じた無料サービスが受けられる。
2階ペデストリアンデッキ上から見た「豊洲 千客万来」奥に見えるのが温浴棟「東京豊洲 万葉倶楽部」 ゆりかもめ「市場前駅」からペデストリアンデッキで2階と直結している 江戸をテーマにした街並みが再現され、飲食店などが並ぶ「豊洲目抜き大通り」 施設中央付近に「時の鐘」があり、待ち合わせの目印に便利 新鮮食材を使った食が楽しめる「豊洲場外 江戸前市場」
食楽棟には全国から約70店舗が集結している。目についた店舗を抜粋して紹介しよう。豊洲市場隣接の場外店舗ということもあり、海鮮や和食がとても充実している。2階中央屋外の「豊洲目抜き大通り」がメイン通りで、その裏を館内の「目利き横丁」が平行して通っている。1階は歩道に面して解放されている。仲卸が営業する新鮮な食材を提供する店舗も多く、落ち着いて食べられる店舗だけでなく、カウンターで手軽に食べたり、食べ歩き向きのメニューも多く見受けられる。
「つきぢ神楽寿司」は、カウンター11席、テーブル24席の寿司店 「開店記念 限定セット」は9貫で2980円。これにお椀も付く カウンターで注文するオーソドックスなスタイルで楽しめる 「豊洲目抜き大通り」を行くと、炭火で鰻を焼くイイ匂いが漂ってくる「うなぎ明月川」 「うなぎ明月川」は北鎌倉のうなぎ専門店。「うな重 松」 「月島もんじゃ十五夜」の「十五夜のお月見~山形牛すき焼き~」 「月島もんじゃ十五夜」の店内。各テーブルに鉄板が用意されている オイスターバー「牡蠣や粋」北海道厚岸産(左)と岩手県広田湾産(右)。時価だが450円あたりからリーズナブルに食べられるとのこと 産地ごとにトロ箱で牡蠣が並ぶ。お勧めを聞いて食べ比べしてみよう 「炙り屋 鱻(せん)」手前から「海鮮舟盛り」「名物ジャパンサーモン桜の升盛り」「豊洲直送本マグロの中トロ盛り」 店内で削る鰹節が0.01mmと極薄でとろけるよう。天ぷらだしにかけるそう 日本酒立ち飲み「米三角」の「本日のこぼれ海鮮おむすび」 厳選した本日の日本酒。静岡県遠州山中酒造「葵天下」 肉卸による肉屋台「肉好き大黒天」の肉料理系メニュー 「江戸深川屋」の「深川コロッケ」「牛すきコロッケ」「黒毛和牛メンチ」のセット 「江戸深川屋」は和食居酒屋。おでんや煮込みなどを店内飲食もOK 「銀だこハイボール酒場」のメニュー。たこ焼き以外に焼きそば、鉄板焼なども 和カフェ「豊洲ふくらすずめ」の「北海道あんバターの鯛もなか(右)」「芋菓子尽くしのふくらすずめもなか」 3階は「よりどり町屋」として、海鮮を中心にしたフードコートと海鮮バイキングなどがある。フードコートは広い座席エリアではなく、各所に散りばめられるように分散して席が配置されている。
3階へのアクセスが少し分かりにくいかもしれないが、ペデストリアンデッキで2階と直結している入口横にエスカレーターがあるほか、温浴棟のエスカレーターからでもアクセスできる。
ハワイの海鮮丼「POKE BOWL カナロア」と海鮮丼「江戸辻屋」 「POKE BOWL カナロア」の「マグロのご馳走ポキ丼(右)」「サーモン&イクラ親子ポキ丼(左)」 「POKE BOWL カナロア」の「手巻きポキ6・8・10種セット」 できたてのまま酒を提供する「KEGドラフト酒」の「貴 OTOKOYAMA GORILLA スパークリング」 「麺屋 武一」の「京鰹と比内地鶏中華そば(右)」「濃厚鶏骨醤油そば(左)」 「海鮮バイキング いろは 豊洲」のエントランス。ここはフードコートとは別 「焼肉 塩ホルモン 好ちゃん 豊洲」の「神戸牛カルビ」 24時間営業の温浴施設「東京豊洲 万葉倶楽部」
9階建ての温浴棟には、年中無休24時間営業の温浴と宿泊施設の「東京豊洲 万葉倶楽部」が入る。東京湾を望み開放感ある露天風呂があり、温泉水は箱根湯河原温泉から毎日40~60トンをタンクローリーを使って輸送してきたものを使用している。
最上階には絶景パノラマが360度一望できる展望足湯庭園も備えていて、8階には一般向けに無料解放される足湯庭園スポットもある。リラックスルームも2~4階に豊富に用意しており、リクライナーは513台にもなる。温浴施設だけでなく宿泊も可能で、客室数は71室。宿泊料金は、平日2名1室使用で1人の料金が1万4800円から。
入館料は、「マル得セット入館料(10時~翌3時)」が大人(中学生以上)3850円、子供(小学生)2000円、幼児(3才~未就学児)1400円、3才未満無料。深夜追加料金(深夜3時以降)として、大人3000円、子供と幼児1500円が別途追加になる。マル得セット入館料は、入浴料、浴衣、バスタオル、タオル、館内利用料金のセット割引料金となっている。
2階「東京豊洲 万葉倶楽部」エントランス。ここからエレベーターで受付のある7階に上る 「東京豊洲 万葉倶楽部」6階男子浴室露天風呂からの夜景。東京湾の夜景が美しい 同じく男子浴室露天風呂から。内陸部を見ると高層ビル群が見える 男子浴室露天風呂の正面。インフィニティ処理されていて海と続いて見え開放感がある 屋上の展望足湯庭園での夕焼けの眺め。東京湾の眺望を360度見渡すことができる。入館者のみが入れるエリア 東京ベイエリアの美しい夕焼けも堪能できる。遠くにレインボーブリッジも見える ビュッフェのほか、セルフサービス単品メニューも用意されている オールタイムビュッフェはなかなか豪華。別料金のライブキッチンプレミアムビュッフェもある 「万葉庵」店内。パーティションで区切られ、個室感ある作り 3階タイ古式とバリニーズオイルマッサージ「モンスーン アジア」 ホットヨガスタジオは広め。東京湾を一望しながらヨガが楽しめる 7階骨盤ストレッチとスポーツ整体、炭酸ヘッドスパのエステルーム