JRグループ、2024年3月16日にダイヤ改正。北陸新幹線の敦賀開業、大阪エリアで着席通勤サービス拡充など

2024年3月16日にダイヤ改正を実施

　JRグループでは、2023年3月18日にダイヤ改正を実施する。ここでは主な改正ポイントについて記述する。

　北陸新幹線は金沢駅～敦賀駅間が開業し、東京駅発着の「かがやき」9往復・「はくたか」5往復のほか区間列車の「つるぎ」を設定。在来線特急の「サンダーバード」と「しらさぎ」はともに敦賀駅発着となり、全席指定席に変更する。

　山形新幹線には、最高速度が300km/hに向上した新型車両のE8系を一部列車に投入。上越新幹線では予告していた最終列車の繰り上げを行なう。

　房総方面の特急「しおさい」「わかしお」「さざなみ」は、ダイヤ改正をもって全列車が全車指定席となり、「あずさ」などと同じ座席未指定券のサービスを開始する。また、成田空港駅・空港第2ビル駅を含まない区間で「成田エクスプレス」を利用する場合の料金を、同区間の他列車と同等とする。

　JR西日本の大阪地区と奈良地区の間では、着席通勤サービスを拡大。一部の快速列車に設けている指定席「快速 うれしート」をおおさか東線でも設定するほか、大和路線経由で新大阪駅・大阪駅～奈良駅間を結ぶ特急「らくラクやまと」を新設する。

　このほか、新幹線と在来線の乗継割引の取り扱いがダイヤ改正をもって終了となる。