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姫路城、世界遺産登録30年を記念した特別展やシンポジウム。期間限定のクリスマスイベントも

2023年12月 実施

姫路城世界遺産登録30周年を記念した特別イベントを実施する

 姫路市は、12月11日に姫路城が世界遺産登録30周年を迎えることを祝し、さまざまな記念事業を実施する。

特別展「没後50年 姫路が生んだ二人の作家 阿部知二と椎名麟三展」(12月2日~2024年2月4日)

 阿部知二(1903~1973)と椎名麟三(1911~1973)は、ともに没後50年を迎える姫路出身の小説家。

 展示では、時代と連動しながら独自の文学を築いた2人の足跡をたどる。また、それぞれの記念碑的作品となった姫路城がモチーフの小説・戯曲にも注目し、その魅力を浮かび上がらせるという。

世界遺産シンポジウム(12月3日)

 日本で最初に世界遺産に登録された姫路城が登録30周年を迎えることを祝し、シンポジウムを開催する。世界遺産の意義をあらためて問い直し、「世界遺産のある街 姫路」の未来について考えるシンポジウムとなる。

シンポジウム「池田輝政の築城とその継承 -姫路・岡山・鳥取-」(12月10日)

 天守をはじめとする現在の姫路城は、池田輝政によりほぼ完成した。その子孫が城主となった岡山城や鳥取城と比較しながら、池田氏の築城技術について考える。

世界遺産登録記念日 祝賀イベント(12月11日)

 姫路城が世界遺産登録30周年を迎える記念日に、姫路城で記念イベント(写真撮影・メッセージイベント)を実施する。

 また、家老屋敷跡公園で新型ループバス(EVバス)のお披露目式を開催。当日は姫路城や好古園、動物園の入場が無料になる。

アクリエひめじ 冬のにぎわい2023~ホワイトクリスマス~(12月22日~25日)

 アクリエひめじでは、クリスマスマーケットやアトラクションなど、冬を感じられるクリスマスイベントを展開する。

姫路城Castle History 30th 鏡花水月(~12月11日)

「光でつなぐCastle History 30th」をテーマに、光と水と音楽が響き合うライトアップイベントを開催。

 姫路城三の丸広場にかつて存在していたとされる向屋敷庭園の美しい水辺を連想させる巨大な水鏡を設置するほか、各種プロジェクションマッピングや6万球のイルミネーション、バルーン行燈、影絵インスタレーションなどを実施する。

アクリエひめじ 冬のにぎわい2023~光のイルミネーション~(~12月25日)

 アクリエひめじで、舞台照明技術を駆使したライティングによるイルミネーションを実施している。

オールひめじ・アーツ&ライフ・プロジェクト チームラボ 無限の連続の中の存在(後期)(~2024年1月21日)

 あらゆる境界が取り払われたチームラボ独自の映像インスタレーションの中で、没入感、一体感を通して「生命とは何か」「存在とは何か」という普遍的テーマを追及する。チームラボが提唱する空間概念「超主観空間」を体感する展覧会となる。

Himeji大手前通りイルミネーション(~2024年2月29日)

 姫路城世界遺産登録30周年を契機とし、大阪・関西万博などを視野に大手前通りを上質なイルミネーションで華やかに彩る。

 夜のほこみちを活用した街中のにぎわいや出会いの場の創出に官民一体となって取り組むことで、観光客への「おもてなし」や市民にとっての「誇れる城下(まち)」を目指すという。

Link more Himeji(芝生広場イルミネーション)(~2024年2月29日)

 piole HIMEJIと共同で、姫路駅前の芝生広場で冬季イルミネーションを実施する。