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ジェットスター、成田~旭川線開設記念イベント。マッグリン会長「乗って需要を高めて」

2023年9月11日 発表

ジェットスターが成田~旭川線新規就航でイベントを実施した

 ジェットスター・ジャパンは9月11日、成田~旭川路線の新規開設を発表した。就航日は12月15日で、成田~旭川の定期便就航は国内LCC初。

 今回の発表を受けて、商業施設「旭川はれて屋台村」を運営するここはれて 代表取締役の杉村太蔵氏がMCを務め、“重大発表”と称したイベントを同日午後に開催した。

杉村太蔵氏をMCにジェットスターからはマッグリン会長と片岡社長が登壇

「旭川はれて屋台村」は20以上ものレストランなどが軒を連ねる商業施設。2022年7月にオープンして1周年を迎えたばかり。ちょい飲みやちょい食べ、北海道ならではの美味しいを提供するお店が多く、観光客だけでなく地元民からも愛される場所だ。

株式会社ここはれて 代表取締役 杉村太蔵氏は「いいところは残しつつ街の空気を変えていき、より旭川を進化させる足掛かりが今回の就航」と話した

 今回の成田~旭川路線就航を受けて、杉村氏はトークセッションで「オール旭川市で皆就航に尽力を尽くした。しっかり路線が定着し、多くの観光客を迎えるだけでなく、旭川・上川管内の若い人たちが首都圏・海外へと向かう機会となる」とかなりの期待を寄せているとコメント。

 また、「感無量。リーズナブルだからこそ、今まで飛行機に乗れなかった人たちも利用できる。それが非常にプラスとなるはず。1往復2便でスタートですが、今後増便できるよう我々地元民も積極的に活用しなければ」と語った。

 東京からの交流人口、インバウンド需要の取り込みに関しては「まだまだニセコエリアに比べれば、旭川・上川管内のスキー場は知名度が低い。今回の就航により成田からの接続ができるようになることはインパクトが大きい。次は民間がより盛り上げていきたい」とした。

ジェットスター・ジャパンの一行が花道を通ってステージに!

 杉村氏の呼び込みによって、ジェットスターの一行が会場入りすると、大きな拍手とフラッグがはためき大盛り上がりに。花道を通って、まさに大歓迎という印象。

ジェットスター・ジャパン株式会社 代表取締役社長 片岡優氏

 ジェットスター・ジャパンの片岡社長は、新規路線開設について「旭川はほかの空港同様、それ以上の観光の潜在能力があるエリア。路線成長が期待できる」と話した。「今までほかのエアラインと食い合いはしておらず、LCC就航で20~25%ほど利用が増えたという空港も多い。旭川空港もそれが理想」という。

9月12日17時からの「東京(成田)=旭川就航記念スーパーセール」では、航空券を往復で購入すると復路が98円に! 思わず会場がどよめくほどのインパクト

 さらに、「いざ飛んだときに誰が乗るのか?を考えると民間企業の方や地元の方々。路線成功は、皆さまの支援にかかっている。鍵を握っている。自治体・企業・航空会社に空港と同じ目的を共有し、方向を向いているのが重要。ぜひ地元の皆さまにご支援いただきたい」と会場に集まった人々にアピールした。

旭川はホットな観光地とマッグリン会長。「需要が高まれば、増便も検討の余地がある」

 イベントにはジェットスター・ジャパンのニック・マッグリン取締役会長もお祝いに駆けつけた。「旭川はオーストラリアにとって非常にホットな渡航先。冬のスキーはもちろん夏の魅力も素晴らしい。海外からの渡航者にとって魅力的な場所であることは間違いない」と太鼓判。

ジェットスター・ジャパンのニック・マッグリン取締役会長もお祝いに駆けつけた

 さらに、杉村太蔵氏の増便についての質問を受け「マーケットの需要があれば、増便も検討したい。将来的にはどのような可能性もある状態だ。ぜひ皆さまにも乗っていただき需要を高めてほしい」と呼びかけた。

9月12日からのセールも告知
会場では参加者にギフトを配布した
なかにはおなじみのジェッ太特製のどら焼きが