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ブラウン、電動シェーバーの最上位モデル「シリーズ9Pro+」発売

2023年8月25日 発売

ブラウン シリーズ9Pro+

 ブラウン(P&G)は、電動シェーバーの最上位モデル「ブラウン シリーズ9Pro+」を8月25日に発売する。8月1日から予約を受け付けている。

 同社では、最上位モデルの「ブラウン シリーズ9Pro」を2021年8月に発売。2022年9月には美顔器ヘッドを付属したモデルの販売をスタートしていた。

 今回発売されるブラウン シリーズ9Pro+は、プロブレード、くせヒゲキャッチ刃、ディープキャッチ網刃といった最新のカッティングテクノロジーを受け継ぎながら、うぶ毛やモミアゲをカットできる「キワゾリ刃」をアップグレード。刃の形を鋭角にし、幅を変更することで、効率的な深剃りが可能になった。これにあわせて一部モデルに付属する洗浄器のデザインもアップグレード。より高級感のある佇まいになっている。

背面のキワゾリ刃の形状が新しくなり、効率的に深剃りできるようになったという

 付属品によって異なるパッケージが用意されており、美顔器ヘッドが付属するものや充電トラベルケースが付属するもの、洗浄器の代わりに充電スタンドが付属するものなどがラインアップされている。大手家電量販店の通販サイトでは、シェーバー本体と充電スタンド、ケースがセットになった9517sが4万6800円で販売されている。

 8月1日に開催された発表会では、ブラウン シニアブランドディレクターの筋健亮氏は「一昔前まではヒゲをツルツルにしたいという日本人のニーズが強かったが、ここ数年でどんどん多様化して、それぞれが描く理想のスタイルが変わってきている」と述べ、昨年ボディグルーマーを発売したことなどを紹介。

 その上で、今回発表したシリーズ9Pro+について、「我々の最高峰のシェーバーのイノベーションになっている。100年を超える磨き続けたテクノロジー、デザインを余すことなく投入した最高のシェーバーができあがった」と語った。

 ブラウン シニアブランドマネージャーの上野大樹氏は、コロナ禍で着用していたマスクを外す機会が増え、身だしなみに対する意識が高まっていると指摘。一方で、20~40代男性の約半数が未だにヒゲの剃り残しや夕方ヒゲに悩みを抱えていることや、アゴ下や鼻下の剃り残しを気にしているという調査結果を示し、こうした課題の解決を目指したのがシリーズ9Pro+だと説明した。

 競合他社のシェーバーの刃の数が増えていくなか、ヘッド部分はシリーズ9Proと同様の設計となっているが、筋氏は「刃の数を増やしてヘッドを大きくすると、頬などのように平らな部分ではメリットがあるが、逆にアゴ下や鼻下への密着性が損なわれる」として、28mmというヘッドの大きさが現状では最適なサイズだと説明。「今後、増やす予定も全くない」としている。

ブラウン シニアブランドディレクターの筋健亮氏
ブラウン シニアブランドマネージャーの上野大樹氏

 アルコールを使用した洗浄器も同シリーズの特徴となっているが、コロナ禍において改めてその清潔さに関心が高まっている。上野氏は、この洗浄器には、刃を長持ちさせる効果もあり、ランニングコストはかかるが、18か月にわたって新品のような剃り味をキープできるとアピールする。

 筋氏によると、シリーズ9Proの洗浄器との互換性を保ちながら、洗浄液のアップデートも行なっており、シリーズ9Pro+のものは洗浄効果が少し高くなっているという。交換用の洗浄液も順次最新版に切り替わっていくとのことだ。