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古民家を改装した町まるごとホテルの「町住客室 秩父宿」。町歩きパスポート片手に秩父の町を体験できる

2023年4月24日 開業

「桐の匠 吉」

 パラリゾートちちぶは、空家の古民家をリノベーションし、町をまるごとホテルに見立てた宿泊施設「町住客室 秩父宿」を4月24日にグランドオープンする。

 新棟を完成させ、既存施設をリニューアルするほか、個室サウナ付貸切風呂や「むすびの湯Cafe」を新設する。「町住客室 秩父宿」の宿泊棟は町中に点在しており、宿泊者は「町歩きパスポート」を片手に、隠れた名店との出会いや地域住民との触れあいを通じて、秩父の町を体験する事ができるという。

桐の匠 吉

所在地: 埼玉県秩父市上野町17-3
「桐の匠 吉」の客室には、タイプの異なる3部屋を用意。どの部屋も随所に昔ながらの面影を感じることができる設えとなっている。すべての部屋に縁側があり、手入れされた庭を眺めながら、落ち着いた時間を過ごすことができるという。料金は2名1室(1名あたり)1万4600円~。

桐:KIRI

 メゾネットタイプの部屋で、リビングは洋室と和室の2種類。グループ利用でも、お互いが気兼ねせず過ごせる空間となっている。間取りは1階が36.22平方メートル、2階が16.97平方メートルで、セミダブルベッド2台、布団2組を用意した。定員は1~4名。

匠:TAKUMI

 メゾネットタイプの部屋で、信楽焼きの優しい色合いのお風呂と広い洗面スペースを設けた。間取りは1階が25.25m2、2階が19.87m2で、セミダブルベッド2台、布団2組を用意した。定員は1~4名。

吉:KICHI

 リビングから洗面所、浴室までフラットでコンパクトにまとまった、使い勝手のよいバリアフリー構造を採用。間取りは27.32m2で、セミダブルベッド2台を用意した。定員は1~2名。

「桐の匠 吉」外観
「桐の匠 吉」内装

和空間 多豆

「和空間 多豆」には2部屋を用意。昭和3年に建てられ、もとは行商人の宿として、平成28年からは多目的アートスペースとして用いられていた建物をリノベーションした。料金は2名1室(1名あたり)1万6600円~。

白梅:SHIRAUME

 かつて宿として使われていた建物をメゾネットスタイルにリノベーション。庭の梅の木にちなんだ名前とした。間取りは1階が21.87m2、2階が21.06m2。シングルベッド2台、布団2組を用意し、定員は1~4名となっている。

銀木犀:GINMOKUSEI

 古民家2階建ての部屋で、庭にある銀木犀の木にちなんで名付けた。間取りは1階が25.11m2、2階が22.68m2で、セミダブルベッド2台、布団2組を用意した。定員は1~4名。

「和空間 多豆」

箱庭 猿楽庵

「箱庭 猿楽庵」は、かつての住人である丸山卯作による粋な雰囲気を可能な限り残しつつ、快適な滞在となるようリノベーションした。部屋は2つあり、料金は2名1室(1名あたり)1万6600円~。

卯茶妓:USAGI

 部屋の随所に作品を飾っており、書道と彫刻を愛した卯作にちなんで「卯茶妓」と名付けた。間取りは37.3m2で、シングルベッド2台、布団2組を用意した。定員は1~2名。

香和豆:KAWAZU

 名前の由来は鳥獣戯画で兎のペアとなっている蛙。卯作の作品が随所に飾られているほか、居間のテーブルは囲炉裏となっている。間取りは42.3m2で、布団4組を用意した。定員は1~4名。

個室サウナ付貸切風呂

「桐の匠 吉」には、日帰りでも利用可能な個室サウナ付貸切風呂を2か所用意。ドライサウナ(からりの湯)とミストサウナ(しっとりの湯)の2種類から、好きなほうを選ぶことができる。予約制となっており、料金は45分で平日3300円/休日3900円、105分で平日6600円/休日7800円。

サウナ
貸切風呂

むすびの湯Cafe

 素泊まりプランでは軽朝食(無料サービス)としておむすびを、朝食付きプランでは「町住モーニング」としておむすび2つ、唐揚げ2つ、副菜2つ、お味噌汁を提供する。また、現地でのモーニング「ははそおむすび」には、おむすび1つと唐揚げや煮卵、お味噌汁が付く。価格は600円、コーヒーは別途100円。

町歩きパスポート

 宿泊者に渡す「町歩きパスポート」には出会ってほしい店をちりばめており、パスポートを持って行くことでさまざまな特典を受けることができる。例えば、秩父で人気のBAR「ハイランダーイン秩父」「Paradise Alley」「BAR Craic」の3店では、秩父のウイスキー「イチローズモルト」のハイボールが1杯サービスされる。そのほかにも、町湯めぐりや食べ歩きを満喫できるという。

空室・料金チェック