大阪～別府のフェリーさんふらわあ、新造船就航。レストランや大浴場を拡大、乗客・車両積載数も増加

さんふらわあ くれないが就航

　フェリーさんふらわあは1月13日、日本初のLNG燃料フェリーの1番船「さんふらわあ くれない」を就航した。既存の「さんふらわあ あいぼり」の代替となるもので、大阪南港さんふらわあターミナル～別府国際観光港を結ぶ。

　新造船くれないの乗客数はあいぼりの710名から716名に、乗用車積載数は97台から100台に、トラック積載数は92台から137台へそれぞれ増加しており、総トン数は約1.9倍、内装面積は約1.7倍になっているという。

　また、レストランの席数を1.5倍に、大浴場をの面積を2倍にしたほか、3層吹き抜けのアトリウムなどパブリックスペースを設置した。

　なお、2番船「さんふらわあ むらさき」は4月14日就航予定。2隻の新造船はLNG（液化天然ガス）を燃料としており、SOx排出量がほぼゼロ、NOxを従来比約80％削減、CO2を約25％削減している。また、さらに2隻の建造を進めており、2025年に大洗～苫小牧航路で就航予定になっている。

和洋室タイプのスイート

展望大浴場

3層吹き抜けのアトリウム