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首都高 羽田トンネル、海上高架の上り3車線+トンネルの下り専用化へ見直し。損傷対策のため

2022年12月21日 発表

羽田トンネルの見直し案

 首都高速道路は12月21日、代表取締役社長の前田信弘氏が会見を開き、更新計画について説明した。

 そのうち、1号羽田線の羽田トンネルについては1964年8月の開通から60年近くが経過し、特に構造目地を弱点とした漏水、鉄筋の腐食、コンクリート剥離などが発生し、補修対応を繰り返しているほか、緊急通行規制も年々回数が増えているという。

 説明ではトンネル躯体の抜本的な対策が必要として、具体的には損傷部位の補修・更新を実施するが、羽田トンネルの平日の平均交通量は約9万台と多く、朝にはトンネルを先頭とした渋滞が発生していることから、現在運用を停止している羽田可動橋を含むトンネルバイパス路を活用して、迂回路を確保するという。

 また、工事後は迂回路を本線として運用し、上り方面は高架3車線化、トンネル内を下り専用+空港西出口のルートとする見直し案を示した。

損傷状況
対策
見直し案