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【ハワイ現地発】在住者が選ぶ帰国土産&ギフト。100%喜ばれるメイド・イン・ハワイを厳選!

 まもなくやってくるサンクスギビングデー、クリスマスと、ホリデーシーズンに突入し、ハワイの街はますます活気に満ちている。11月11日から3日間行なわれたビッグイベント「第28回メイド・イン・ハワイ・フェスティバル」では、入場待ちがアラモアナセンターの端から端まで届くほど長蛇の列に。会場内には400店舗以上が並び、クリスマスギフトや自分の買い物にと、食べ物や雑貨、アクセサリー、洋服などが飛ぶように売れていた。

ハワイ王朝時代から大切にされてきたコアウッド製品は代表的なメイド・イン・ハワイグッズ
大人も子供も大好きなポップコーンはお土産やギフトに最適。多くに人がまとめ買いしていた

「Buy Local」「Eat Local」はハワイですっかり定着している。「これ、ください」では終わらず、買い物客は質問をし、売り手は自分たちが作ったものをうれしそうに語ってくれる。そんな話を聞くのは興味深く、確実に買うことへの満足感につながっていると思う。

 そんなことからも、ハワイ土産はできる限りハワイメイドを心掛けている。目指すのは、もらった人も、渡した人も、ハワイで作った人もハッピーになれる「三方よし土産」。

お土産の定番コーヒーは、オアフ島でも多くの良質なコーヒーが収穫できる
繰り返し使える食料保存袋やラップなどサステナブルな商品も多かった

 今回は、「今も大事に使ってる」と言われたり、次回も同じものをリクエストされたりして、「正解だった」と思えるハワイ土産&ギフトをご紹介したい。日本にいながらオンラインでオーダーできるものもあるのでぜひチェックを!

 外さないお土産の条件はこの3つ。

・メイド・イン・ハワイであること
・ストーリーも付け加えて贈ること
・自分で使ってよかった、食べて美味しかったもの

ジャナ・ラム・ハワイ

シーフラワーでパイナップルをデザインしたポーチ(42ドル)は人気商品の1つ
毎日持ち歩くキーチェーン(12ドル)。丈夫で型が崩れることもなく長持ちする

 まずは「ジャナ・ラム・ハワイ」。ジャナラムは、ホノルルで生まれ育ったデザイナー兼アーティスト。モンステラやバナナの葉、ハイビスカス、パイナップルなどをモチーフにした色彩豊かなデザインが特徴で、ハワイをとびきり楽しく表現するデザイナーとして知られている。

カリフォルニア発ブランド「BAGGU」とコラボしたエコバッグ(18ドル)。軽くて厚手の生地で使いやすい
旅行や出張に愛用中のノートPCケース(38ドル)。現在オンラインで半額セールなのでギフト用にゲット

 ロコガールならではの視点でハワイの自然を切り取ってデザインするオリジナルプリントのバッグやトート、ポーチは、持っているだけで気持ちが明るくなるものばかり。友人は「ハワイを感じる!」と3年間毎日使ってくれている。

 実は、彼女のように、シルクスクリーン、裁断、縫製など、すべての作業を自身のスタジオで行なう、正真正銘のメイド・イン・ハワイ・ブランド(コラボレーション作品は例外)はそれほど多くない。ほかと比べてやや高いけれど、全工程をハワイで行ない、ハワイで雇用も生んでいることを考えると、やはり親友への帰国土産は次回もここにしようと思う。

ジャナ・ラム・ハワイ

所在地: 1170 Auahi St. Honolulu(サウスショア・マーケット)
営業時間: 11時~17時
定休: 土・日曜(今後は週末も営業開始予定)
Webサイト: ジャナ・ラム・ハワイ
日本への発送: 可。配送料23.35ドル~

アイランドヴィンテージコーヒー

ピーベリーコーヒー豆が良質のチョコレートで覆われたチョコレート・カバード・コーヒービーンズ(10.95ドル)
苦味と甘味というバランスのほかに、なめらかなチョコレートとカリッとした豆の歯応えのバランスもクセになる

 ロイヤル・ハワイアン・センターなどに店舗があり、いつもにぎわっている「アイランドヴィンテージコーヒー」。行列のお目当ては、あまりにも有名なアサイボウルやポケボウル、エッグベネディクトなど。並んでも食べたいほど確かに美味しい。

 この店で帰国時に必ず買って行くものが、チョコレート・カバード・コーヒービーンズ。ハワイ島で収穫されるコナコーヒーのなかでも、ピーベリーをセミスイートチョコレートで包んだ一品だ。一般的なコーヒー豆は1つの実のなかに2つの豆が入っているのに対し、ピーベリーは1つしか入っていないレアな丸い豆で、収穫できるのは全体の3~5%程度なのだとか。

 コーヒー豆の苦味と香ばしさと、甘さを抑えたチョコレートの味のバランスが絶妙で、コーヒーが好きだった母は、晩年は軟食の生活だったがこれだけは美味しそうに一粒ずつカリカリっと食べてくれていた。

「会社で気軽に飲めるからうれしい」と、結構な割合で喜ばれる100%コナ・インスタントコーヒー(16ドル)
ハワイ島の火山性土壌で育つコナコーヒーはホワイトハウスでも飲まれるなど評価が高いコーヒー

 もう一品、コナコーヒーのクオリティを保ったまま気軽に味わえるのが、100%コナインスタントコーヒー。日本の店舗のオンラインで4700円で売られていたので、ハワイで16ドルはお得といえるだろう。

アイランドヴィンテージコーヒー

所在地: 2301 Kalakaua Avenue #C215 Honolulu(ロイヤル・ハワイアン・センター)
営業時間: 6時~22時
定休日: なし
Webサイト: アイランドヴィンテージコーヒー

アロハエリクサー

好みに合わせて香りやメッセージを選ぶスプレー(23.30ドル)。「Romantic Rose」は自分も人も愛して幸せを呼び込むメッセージ
かなえたい言葉で選ぶソイキャンドル(22.40ドル)は12時間祈りを込めて作られている。道を切り拓けるように「Road Opener」をチョイス

 ハワイ土産で喜ばれる1つは「香り」。とはいえ好みがあるので避けてきたが、前回の帰国で好評だったのが「香りプラスα」のこのギフトだった。

 再開発のために取り壊されてしまったワードウェアハウスがあった頃に取材し、コンセプトがおもしろいと思ったブランド「ALOHA ELIXIR(アロハエリクサー)」。キャンドルやスプレーなどをオアフ島の工房でオーナー自らが手作りしている。しかも「ハワイのマナも入れ込んで作っている」という。マナとは、古代からハワイで自然のなかに宿るとされているエネルギーのこと。

 香りが気に入って選んだのが「ロマンチックローズ」のスプレー。ローズウォーターなど自然素材だけで作られた植物性のスプレーで、体のまわりや部屋に向けて吹きかけると、スパにいるようなやわらかい香りに包まれる。液体のなかに入っている小さなローズクオーツ(パワーストーン)が使うたびにコロコロと動くのも愛らしい。

ALOHA ELIXIR(アロハエリクサー)

所在地: 1126 12th Ave Ste 105 #306, Honolulu
営業時間: 水・木曜14時~19時、金・土曜11時~19時、日曜12時~17時
定休日: 月・火曜
Webサイト: アロハエリクサー
日本への発送: 不可(米国内限定)

ホノルルクッキーカンパニー

日本のコストコでは、秋のコレクションであるパンプキンミニバイトが在庫がある限り販売中

 最後は、王道のクッキーを。パイナップル形のクッキー「ホノルルクッキーカンパニー」は、前職の職場に持って行くと隣の部署からも「1つほし~い!」と人がやってくるほど人気がある。パンデミックの際には、日本の友人からのリクエストで日本に郵送したことも。家族も親戚も毎回もれなく喜んでくれる。なので帰国のたびに大量に買っているが、スタンプカードがすぐに貯まり、その数に応じて商品をもらえるのでお得感がある。

 現在ハワイではペパーミントやジンジャーなどアメリカのこの季節ならではの味を楽しめる新ホリデーコレクションが発売されている。日本の一部のコストコでは、コストコ限定のホリデー製品が手に入るので、Webサイトで確認を!

ホノルルクッキーカンパニー

所在地: 2233 Kalakaua Ave, Honolulu(ロイヤル・ハワイアン・センター)ほか
営業時間: 11時~21時
定休日: なし
Webサイト: ホノルルクッキーカンパニー

おまけ(バラマキ土産)

 おまけで、バラマキを1つ。

年末年始を日本で過ごす友人たちが帰国土産にまとめ買いするバラマキ土産の1つはカレンダー
「ロングスドラッグス」で販売しているカレンダーなら89セントで1年中ハワイを感じられる