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山口県、八千代・獺祭・東洋美人など全国旅行支援で酒蔵を巡る旅を紹介

「旅々やまぐち割プラス」

2022年10月11日~12月20日 実施

山口県が全国旅行支援を実施中。写真は八千代酒造

 山口県は、10月11日から実施している全国旅行支援「旅々やまぐち割プラス」について、県内に多数ある日本酒の酒蔵をアピールしている。

 県によると、「豊かな土地に育まれた米と水を活かした日本酒が造られています。東洋美人や獺祭、雁木、天美など、多種多様で個性豊かな酒蔵が山口県にあることは、あまり知られていないかも」としたうえで、県の日本酒海外出荷量がこの10年で約15倍に急進していることにも触れ、世界的にも注目の産地に育っているという。

 八千代酒造の「八千代」や旭酒造の「獺祭」のほか、さまざまな蔵元が蔵見学を実施しており、県では「年末にかけて旅をするときに訪ねていただきたい」としている。なお、県内の酒蔵の詳細は、山口県酒造組合のWebサイトで確認することができる。

企業名代表銘柄創業(西暦)所在地
山城屋酒造株式会社杉姫慶長16年(1611年)山口市道場門前
金光酒造株式会社山頭火大正15年(1926年)山口市嘉川
新谷酒造株式会社わかむすめ昭和2年(1927年)山口市徳地堀
八百新酒造株式会社雁木明治10年(1877年)岩国市今津町
酒井酒造株式会社五橋明治4年(1871年)岩国市中津町
村重酒造株式会社村重・金冠黒松昭和34年(1959年)岩国市御庄
有限会社堀江酒場金雀明和元年(1764年)岩国市錦町
旭酒造株式会社獺祭昭和23年(1948年)岩国市周東町
株式会社はつもみぢ原田文政2年(1819年)周南市飯島町
株式会社山縣本店防長鶴明治8年(1875年)周南市久米
株式会社中島屋酒造場寿・カネナカ文政6年(1823年)周南市土井
金分銅酒造株式会社金分銅明治33年(1900年)下松市末武
三井酒造場涛乃花寛文8年(1668年)宇部市床波
株式会社永山本家酒造場明治21年(1888年)宇部市車地
永山酒造合名会社山猿明治20年(1887年)山陽小野田市厚狭
大嶺酒造株式会社Ohmine文政5年(1822年)美祢市秋芳町
長州酒造株式会社天美明治4年(1871年)下関市菊川町
中村酒造株式会社宝船明治35年(1902年)萩市椿東
岩崎酒造株式会社長陽福娘明治34年(1901年)萩市東田町
有限会社岡崎酒造場長門峡大正13年(1924年)萩市川上
八千代酒造合名会社八千代明治20年(1887年)萩市吉部
株式会社澄川酒造場東洋美人大正10年(1921年)萩市中小川
阿武の鶴酒造合資会社阿武の鶴明治30年(1897年)阿武町奈古
株式会社竹内酒造場錦世界明治42年(1909年)防府市千日


 山口県の全国旅行支援「旅々やまぐち割プラス」は、他県同様10月11日~12月20日(12月21日チェックアウト含む)に実施しており、旅行代金のうち40%(交通付旅行商品は1泊につき上限8000円/それ以外は上限5000円)を補助し、お土産の購入などに利用できるクーポン(平日3000円分/休日1000円分)を付与するというもの。

 対象は日本国内に居住する旅行者で、新型コロナワクチンを3回接種済み、またはPCR検査などの陰性証明書を提示できることとなっている(県民は2回接種/陰性証明でも可)。

旭酒造