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「富士モータースポーツミュージアム」が静岡県にオープン。約130年の歴史を振り返る、貴重な展示車がスゴかった!
10月7日開業「富士スピードウェイホテル」に併設
2022年10月8日 08:00
- 2022年10月7日 開業
富士スピードウェイに隣接するリゾートホテル「富士スピードウェイホテル」が、いよいよ10月7日に開業する(関連記事「静岡県に『富士スピードウェイホテル』開業。モータースポーツとホスピタリティが融合した、遊び心満載の施設を見てきた」)。
このホテル1~2階に併設し、同時オープンとなるのが「富士モータースポーツミュージアム」(静岡県駿東郡小山町大御神645)だ。
開業に先立つ10月3日、報道関係者向けに内覧会が開催された。本稿ではその内容をレポートしていきたい。なお、チケットの購入は当日でも可能だが、入場は事前予約が優先となる。料金も割引となるため予約してからの訪問がオススメ。訪問日の前月から予約することが可能だ。
入館料
大人(18歳以上): 平日1800円/休祝日2000円(オンラインは予約は1600円/1800円)
中高生: 平日900円/休祝日1000円(オンラインは予約は800円/900円)
小学生: 平日700円/休祝日800円(オンライン予約は600円700円)
障がい者手帳など提示の場合: 各通常料金の半額(付添い1名まで半額)
モータースポーツの黎明期から130年。その歴史を約40台の展示車で振り返る
同館のテーマは「モータースポーツがクルマを鍛え、進化させた厚い歴史をたどる」というもの。モータースポーツのおよそ130年にわたる歴史を約40台の展示車で振り返ることができるようになっている。
「富士スピードウェイホテル」と共通となるエントランスを通ると左手が受付。受付前には「トヨタ7」がお出迎えしてくれる。一見するとオブジェのようだが、もちろん実車だ。コクピットやエンジン、裏に回れば車体底面も見ることができる。
1階入口を入ってから左手はレース黎明期の、右手にはレースに向けてより進化した世界のマシンたちが並ぶ。奥に進むと日本国内のレース車両の姿。掲載する写真はフロント中心だが、全方向から眺めることができるように展示されており、手の届く距離まで近寄ることができるため細部まで見学可能だ。ぜひ、ゆっくりと時間をかけて見てほしい。
エレベーターで2階へ上がると、ラリーや耐久レース、市販車を鍛えたマシンなどの進化を見ることができる。近年から未来へ、モータースポーツの技術が市販車になる時代へと移り変わり、レースは速さだけでなく耐久性や信頼性を競う舞台へと細分化していく。
ショップ&カフェでは限定商品を販売。コースを見渡す絶景テラスも!
3階にはショップ&カフェ「Fan Terrace」。ここでしか購入することのできない限定アイテムをはじめ、クルマ関連やアパレルなどの商品を豊富に用意。カフェではコーヒー(700円)や紅茶(600円~)、ノンアルコールカクテル(700円)といったドリンク類のほか、「“ファンテラ”カレー」(1500円)や「本日のスイーツ(ドリンクセット)」(1200円)などの軽食メニューも。
テラスからは「富士スピードウェイ」の第3セクターからホームストレートまでが一望。ある意味グランドスタンドよりレース全体を俯瞰することができるこの場所、レース好きならぜひ訪れてほしいスポットだ。