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ワークマンの秋冬新製品を見てきた! 女子向け・機能性アウター・キャンプギアほか。PB価格据え置き宣言で最強コスパを目指す

2022年9月14日 実施

2600m2と過去最大規模の展示会となった2022年秋冬の体験型展示会

 ワークマンは9月14日、都内で2022年秋冬新製品発表会を開催した。過去最大規模となった展示会場では、ファミリー向けキャンプギア第2弾のアイテムや秋冬注目の#ワークマン女子、WORKMAN Shoesの新製品などを多数展示。2024年度には40億円規模を目指すというゴルフ関連製品の展示コーナーもあった。

 会場ではステージイベントも開催され、プレゼンテーションで登壇した専務取締役の土屋哲雄氏から2023年8月末までPB製品の価格を据え置くことが発表された。対象となる製品は、2022年1月~8月のPB製品の売上上位300のうちの260アイテム。円安、原料高、運送費高騰という三重苦のなかでも、素材の共通化、閑散期生産、生産量の増加、小さなコストダウンの積み重ねで価格を維持していくという。ステージイベント後半にはSNSで企画したワークマンコーデ総選挙の結果発表も行なわれた。

値札を見ないで買ってくれる常連客のためにも最大限の努力をするのが使命と語った株式会社ワークマン 専務取締役 土屋哲雄氏
ワークマンコーデ総選挙のエントリーは「ワークマン女子」と「タフかわ」の2部門。着用しているのは実際にコーデを考えたワークマンのカリスマ店員
スタイリストの山本あきこさんから目録が授与された

2022AW新製品いろいろ。アパレルからシューズ、小物、キャンプギアまで

レディースではこのポンチョが大注目。実は多様に使える便利アイテムなのだ

 早速秋冬新製品を見ていこう。まずはレディース部門で目を引いた「レディースディアテックウォームブランケットポンチョ」から。この商品はワークマンコーデ総選挙の結果発表で登壇したスタイリストの山本あきこさんがステージで着用していたもの。カラーは3色ある。

Web限定商品で3900円。肌寒いときにはポンチョとして、オフィスではブランケットに、収納時にはクッションに早変わり
前ポケットに身頃をしまうとクッションに変身する。これは癒やしのポケットだという。収納袋付きなのもポイント

 火の粉などの飛び火による穴あきを軽減する防融加工を施した「FLAME-TECH(フレイムテック)レディースキャンプサロペット」も注目の新商品。大小あわせて10か所のポケット付きでカバンいらず。キャンプシーンやアウトドアシーンで重宝しそうだ。

着やすいストレッチ性も。レディースサロペットの決定版だという
背中側の大きなポケットはリュックいらず
店舗受取ができないWeb限定商品
SOLOTEX素材のニットは8月下旬から販売中。型崩れしにくい機能性がウリ
昨年バズりにバズったスカート「撥水ライトプリーツスカート」にチェック柄が新登場。10月発売予定
レディース防水サファリシューズ(1500円)に限定色も
足首のホールドで雨を通さない防水サファリブーツサイドゴア(1900円)
タッセルモカシンシューズ(1900円)
ワークマンのゴルフウェアを着てショットを体験できるコーナーも
ネックウォーマーやゴルフグローブなど
ゴルフ関連製品は2023年春に向けて37アイテムを展開予定
進化するワークマンのプレミアムスーツ
このSOLOTEXリバーシブルワークスーツジャケットはプレゼンした土屋専務が着用していたもの
2022秋冬新作の「SOLOTEX使用 URBAN WORKWEARジャンパー」(2900円)
「SOLOTEX使用 プレミアムスーツジャケット」(3900円)と「SOLOTEX使用 プレミアムスーツパンツ」(2900円)
左は「SOLOTEX使用 プレミアムステンカラーコート」(4900円)、右が「SOLOTEX使用 リバーシブル防水防寒コート」(4900円)

 バックパックに注目商品が1つ。大人気のBASICバックパックに防水生地を使った限定モデル「BASICバックパック2」だ。たっぷり2気室構造でYKKの革新的な織り込みファスナーを採用している。その名のとおりベーシックな形なので年齢問わず幅広い世代にオススメ。おまけにコスパ抜群だ。

2022年秋冬のWeb限定新商品、BASICバックパック2は2900円
A4サイズもすっぽりのサイズで通勤通学によい感じ

 キャンプなどのアウトドア旅行にぴったりのトラベルウェアが「耐久撥水トラベルシェル」シリーズ。ウォームジャケット、ウォームピステ、ウォームパンツの3商品がラインアップされている。軽くてコンパクト、ストレッチ性があるので動きやすい。テントのなかで着るのによいだろう。

絶妙なカラー展開も魅力。仲間やカップルでお揃いもオススメ

 2020年から子供服の販売を開始したワークマンだが、2022年秋冬はジュニアラインがさらに充実。汚れに強くタフな生地でキャンプなどの外遊びで活躍しそうなアイテムが揃った。オンラインストア限定となる。

「BAG in レインジャケット」には新色ネイビーボーダーが登場
「DIAMAGIC DIRECT防風防寒ジャンパー」は9月下旬発売予定
中央の「洗えるフージョンダウンジュニアフーディー」も9月下旬発売予定

 大人向けの機能性抜群のアウターも新商品が揃った。ワークマンではFUSION DOWNやINAREM、FLAME-TECHなど、ヒット製品の半数が独自開発素材だという。なかでも新素材FUWATECHは軽量な防寒素材の決定版で、2022秋冬で12製品に展開している。

FUWATECHインサレーションカーディガン(2500円)。柔らかい肌触りと保温性がウリ
新商品「INAREM AIRウォームジャケット(2900円)」は超軽量、高透湿素材の注目アイテム。INAREMライトウォームパンツとコーディネイトも
左内側のポケットに折りたたんでしまえるパッカブル仕様
ワークマンの代名詞ブランド、イージス (AEGIS)の防水防寒スーツ(4900円)。釣りや冬のレジャーに
防寒レインジャケットPERFECT(3900円)に新色マスタードが限定生産で登場
新商品ではないが吸湿速乾性と高保温性で知られるメリノウール素材のアイテムがいろいろ
色違いでいくつ持っていてもよいと思える価格帯が魅力

 2022年2月から本格展開したワークマンのキャンプギア。大きな反響があった第1弾はギア全体では270万点、40億円の売上を達成。シンプルなドーム型のテント「BASICドームテント 1人用(4900円)」は4万点販売したという。この日は本格ファミリーキャンプ向けのテントやシェルター、タープなどの第2弾商品を多数展示。なおワークマンのキャンプギアは引き続きWeb限定、店舗受取限定という販路となっている。

「3Mシンサレートインナーシュラフ」(3500円)はWeb限定品で11月上旬発売予定。FCS01 BASICスリーピングバッグとサイズが合うように作られている
FLC02燃え広がりにくいアルミコット(5800円)は11月下旬発売予定
FCC07アルミ燃え広がりにくいローチェア(2500円)。アルミニウム製フレームの軽量モデルが10月下旬発売予定
ワイドフォールディングスクエアグリル(5800円)は10月中旬発売予定
耐久撥水ツーリングシェルター(1人用テント)は1万4800円で11月上旬発売予定
FTE13耐久撥水ワンポールシェルター(1万7800円)は11月上旬発売予定
耐久撥水ピラミッドシェルター(3人用)は1万9800円。ワンポールテントの機動力とパップテントの居住性を併せ持つアイテム
待望のファミリーテントが登場。耐久撥水3ルームシェルター(4人用)は2万7800円で11月上旬発売予定

 土屋専務取締役のプレゼンによると、今後ワークマンは40種類ある独自素材の横展開を強みにキャンプギア関連製品の販売計画として2023年度は60億円、2024年度は100億円を目標としている。さらに「#ワークマン女子」は今後すべて「WORKMAN Shoes」との複合店として拡大し、2023年3月までに23店舗を予定。近いところでは10月14日に吉祥寺の東急百貨店にデパート初出店する。また新カテゴリーとして2023年2月から「女性用インナー」に参入することも発表された。

最後に「#ワークマンじみチャンネル」製品コーナーにあったじみ~な商品いろいろ。ワークマンの奥深い魅力が垣間見える