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KITTE丸の内に「スノーピークランドステーション東京」オープン。キャンプ用品からアパレルまで野遊びアイテム勢ぞろい

併設カフェでアウトドアカレーや和紅茶も味わえる

2022年7月30日 グランドオープン

KITTE丸の内に「スノーピークランドステーション東京」がオープンしました

 スノーピークは7月30日、東京駅すぐ目の前にある商業施設「KITTE丸の内」(東京都千代田区丸の内2-7-2)に「Snow Peak LAND STATION TOKYO(スノーピークランドステーション東京)」をオープンしました。

 以前から出店していた直営店「スノーピーク丸の内」を拡張リニューアルしたもので、「LAND STATION(ランドステーション)」という業態は長野県の白馬村、京都の嵐山に続いて3店舗目となります。

東京・丸の内の商業施設「KITTE」4階にあります

 注目ポイントは店内にカフェが併設されたこと。フードロスや環境問題を考えた食事メニューのほか、日本茶の新しい楽しみ方を提案する「和紅茶」がドリンクメニューに採用されています。

スノーピークカフェ

 また平日限定で、カフェスペースをコワーキングスペースとして利用することができます。ユニークなのは90分、120分と設定されている利用料金に、スノーピーク製品を使って自由にセルフドリップできるコーヒー代が含まれていること。作業中の気分転換が楽しみになりそうですよね。

コワーキング利用なら、フォールディングコーヒードリッパーの「焚火台型」とシェラカップを使ってセルフドリップし放題

 ではさっそく、スノーピークランドステーション東京の店内をご紹介しましょう! まずは店舗限定アイテムから。チタン製のスタッキングマグと先割れスプーンは「江戸紫(えどむらさき)」をイメージしたカラーリングで登場。青みの強い紫が高貴な雰囲気でとってもいい感じ。

東京限定のスタッキングマグ雪峰 H450 TOKYO(4620円)
チタン先割スプーンTOKYO(1100円)

 限定品はほかにも、燕三条の金属研磨技術を活かして作られた「ステンレスECOカップ」とTシャツがあって、購入は1人1点まで。またオープン記念として、3万円以上購入した人は「Snow Peak LAND STATION TOKYO」のロゴが入ったシェラカップがもらえるそう。数量限定なのでお早めに!

限定Tシャツは白とグレーの2種類ありました
ビールが美味しく飲めるという「ステンレスECOカップ」も限定商品(2598円)
オープン記念として3万円以上購入するとプレゼントされるシェラカップ(なくなり次第終了)

 売り場の中央にはテントやシェルターなどが広々と展示されています。山手線の内側エリアで、こうして実際に大きさや広さを確かめられる店舗は少ないのだとか。オンラインストアやカタログで気になっていたスノーピークのテントを会社帰りに見に行く、なんてこともできるようになりました。店内奥にはキャンプギアのほか、バッグやリュック、帽子、衣類などが並ぶ売り場もあります。

東京駅の近場でスノーピークのテント類を実際に見られる貴重な店舗。この焚火台を囲むコミュニティテーブル、いいな~!
入門用の超ベストセラーテント「アメニティドームM」(4万6200円)
2人用のテント「ファルPro.air2」(5万5000円)
売り場にはスノーピーク製品がずらり
ダッチオーブンなどのクックウェアや帽子、バッグ類など。一部セール品も
手織りや手刺繍が施された天然素材のアパレルライン「YAMAI」も置いてあります
スノーピークアパレルが取り組むリサイクル事業「UP CYCLE COTTON PROJECT」。不要になったコットン製品があったらこちらの回収BOXへ!
組み換え可能なスノーピークの家具ブランド「TUGUCA」の展示も
個人的にめちゃくちゃツボだった「TUGUCA」使用例。自分の好きなものだけに囲まれる、まさに秘密基地ですね

 また、“よいものを永く使うくらしの提案”として、日本各地の伝統工芸などから生まれたモノを販売しています。その土地の風景やものづくりのストーリーまで伝えているところが特徴。無駄のない洗練されたデザインのスノーピーク製品は、工芸品や民芸品の隣にあっても違和感なく馴染みますね。

京都宇治は朝日焼のマグ
こちらは大分県日田市の小鹿田焼
新潟創業の「虎へびコーヒー」など“その土地”とつながるための食物販も
「久保田」でおなじみの朝日酒造とスノーピークがコラボした日本酒

 前述した平日限定のコワーキング利用の料金は90分で1650円、120分で1980円。延長は30分495円となっています。窓から望むのは東京のど真ん中という都会の景色。東京駅を発着する電車や新幹線もちらっと見えますよ。

テーブルに電源が付いたコワーキングスペース
トレインビューです
Wi-Fi完備。テーブルの上には電源コンセント
こちらがセルフドリップコーナー。コワーキング利用中のコーヒーは自分で淹れるスタイル

 東京駅の近場という立地を活かして、都市で暮らす人と自然とつなぐ“野遊びのゲートウェイ”を目指すスノーピークランドステーション東京。ほかにも「野遊びコンシェルジュ」というサービスがあります。これは店内に置いてあるタブレットを用いて、知識豊富なスタッフがスノーピークのさまざまな拠点を案内するというもの。キャンプ場やグランピングなどをその場で予約でき、通常3か月先までしか予約できないところを、このタブレットを介すと4か月先の予約が可能になります。

 今後は東京駅発着のバスツアーを開催し、第1回目にはアパレルキャンプイベント「FIELDWORK」のツアーを予定しているそうです。

店内のタブレットを使ってスタッフがスノーピークのさまざまな拠点・体験を案内してくれます

 スノーピークカフェのメインメニューはカレー。北海道経産牛をスパイスとともにじっくり煮込んだ「アウトドアビーフカレー」(1518円)、グルテンフリーでヴィーガンフリーの「豆野菜カレー」(1408円)、蝦夷鹿をコトコト煮込んだという「マタギの鹿肉スパイスカレー」(1628円)の3種類です。好きなカレーを2種類選べるあいがけカレー(1628円)もあります。

カフェのテーブルや椅子はもちろんスノーピーク製品

 内覧会では3種類を試食させていただいたのですが、私はトマトがたっぷり入った豆野菜カレーが1番好みでした。ご飯はスノーピークのツアーイベント「LOCAL WEA TURISM」の田植えや稲刈りで収穫された佐渡の岩首昇竜棚田米を使っているそうです。16穀米とのミックスで栄養価もアップしていますよ。

カレーいろいろ。迷ったら2種類食べられる「あいがけカレー」(左上)を!
白馬ホットドッグ(880円)は「ランドステーション白馬」がある長野県白馬村で作られたジューシーなソーセージを使用
濃厚ベイクドNYチーズケーキやシフォンケーキ、チーズスフレなどデザートもいろいろ
和紅茶。日本国内で栽培・加工されたもので、宮崎県都城市の「都城茶」や静岡県磐田市の「マルヒ製茶」などがラインアップ
瀬戸内レモネード、徳島ゆずソーダなど日本のローカルドリンクが楽しめます
夕焼けアイスティー、グリーンモヒート、本格アイスチャイなど

「その土地に深く根づく、人生と野遊びの案内所」をコンセプトとしたランドステーション。ここ“東京”は都心という立地から、ほかの2店舗とは違った役割を担う新たな“野遊び”の発信地になりそうです。