ニュース

琵琶湖博物館、日本最大のミジンコ「ノロ」を生体展示。ガラスのように透明な珍しい姿を間近で観察できる

2022年7月2日 展示開始

琵琶湖博物館が日本最大のミジンコ「ノロ」の生体展示を開始した(公式Webサイトより)

 琵琶湖博物館(滋賀県草津市下物町1091)は、水族展示室内にある「マイクロアクアリウム」にて、生きた「ノロ(Leptodora richardi)」の展示を開始した。

 マイクロアクアリウムの入り口に置かれた巨大な金属オブジェのモデルにもなっている「ノロ」は、最大で2cm近くにもなるという日本最大のミジンコ。身体は筋肉から内臓までガラスのように透きとおっており、「動きがゆっくりとしていて鈍い」ことからその名が付けられた。

 遊泳力が弱く、水面に張り付いたまま死んでしまい長期飼育が難しいため、これまでは夏季に採集された個体の展示のみだったというが、今回「国立環境研究所」の協力のもと飼育技術の提供と指導を受け、持続的な飼育が実現。一般的なミジンコとはまったく違うノロの生きた姿を間近で観賞できる。

斜めから当てられたライトを駆使して泳ぎ回るノロが見られる