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JAL、人気の無料工場見学「スカイミュージアム」を2年2か月振り再開。格納庫で眼前に迫る旅客機に歓声も!
2022年5月10日 00:00
- 2022年5月1日 再開
JALは、長らく中止にしてきた羽田空港の展示施設「スカイミュージアム」と格納庫の見学ツアーを5月1日に再開した。航空業務やJALの歴史が分かる、飛行機を間近に見られる、しかも無料といった内容は幅広い年齢層から支持を受け、年間12万人以上が足を運んできた大人気のアクティビティだ。
スカイミュージアムがオープンしたのは2013年で、8年が経過したことから2021年7月に全面リニューアルを行なった。残念ながらコロナ禍であったため、リモート工場見学において動画で紹介されるだけであったが、ここにきてようやく来場者を迎え入れることができるようになった。
スカイミュージアムの責任者である統括マネジャーの渡辺泰彦氏は、2年2か月振りに見学ツアーを再開できたことに「リニューアルしたのでぜひともお客さまに来てもらいたかったですし、私どもも待ちに待った再開となりました。今日を迎えられてホッとしています」と再開にあたっての感想を感慨深げに話す。
リニューアルのポイントについては、デジタル化によってより多くの情報に触れられるように工夫を凝らしたとのこと。例えば、年表は時系列で資料を置く必要があることからスペースの制約上、情報量に限りがあったが、デジタル化したコンテンツを用意することで、タッチパネル操作で各々が好きなものを視聴できるようになっている。渡辺氏は「今まで以上に日本航空の歴史や航空会社の仕事などをお客さまに見ていただきたい」とアピールした。
再開するにあたり4月27日に5月1日~5月15日までのツアーを募集したところ、ほどなく満席になるなど人気は衰えていない。以前は1日に5回、1回の催行人数が100~120名の募集であったが、コロナ禍であるため、現在は午前と午後の2回で、30人前後に絞っている。また、感染状況に対応できるよう、当面の間は1~2週間分単位で段階的な予約受付になる。現在決まっている5月16日以降の予約開始スケジュールは以下のとおりだ。
JAL 工場見学~スカイミュージアム~(見学定休日:水・金曜)
5月16日~5月31日見学分: 5月6日9時30分に予約開始
6月2日~6月12日見学分: 5月13日9時30分に予約開始
6月13日~6月20日見学分: 5月20日9時30分に予約開始
申し込み: JALスカイミュージアム
再開初日には33名の応募者がスカイミュージアムを訪れ、それぞれがリニューアルされた展示物を興味深く眺めていた。展示エリアの自由見学に始まり、格納庫の見どころをまとめた見学ポイントのムービーを視聴してから格納庫に向かった。
実際に目の前で飛行機が見れるとあって、参加者のテンションも最高潮。扉を抜けて眼前に巨大な空間と飛行機が姿を現わすと、感嘆で声が上がっていた。M1格納庫に続き、さらに広いM2格納庫に移動すると、そこには5機ほどがズラリと並んでおり、大人も子供もスタッフの解説を聞きながら大きさや部品の複雑さを実感していた。千葉県から参加した男の子2人は「機体もAPU(補助動力装置)も大きかった!」「エンジンがすごい複雑な形をしていた」と実物の感想を楽しげに話してくれた。
ファンもスタッフも待ちに待ったスカイミュージアムの再開。大人気アクティビティの復活であることから予約をするにもなかなか難しい部分はあると思われるが、JALを知りたい人や飛行機を間近で見たい人はスカイミュージアムのWebサイトをチェックしてもらいたい。
また、2020年11月から始めているリモートによる見学ツアー(土・日曜)も引き続き開催しているので、そちらへの応募も考えてはいかがだろうか。