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メタバース「バーチャル秋葉原」オープン。ショップやギャラリーのネット販売・広告サイネージを展開

2022年4月1日 オープン

バンダイナムコエンターテインメント「電音部」バーチャルイベント

 大日本印刷とAKIBA観光協議会は、「バーチャル秋葉原」を4月1日にオープンした。

 PC用アプリやVRゴーグル、Webブラウザを通じて、世界中のどこからでも秋葉原を楽しめる。バーチャル空間に買い物ができる店舗やギャラリースペース、広告用サイネージを設けており、リアルとオンラインに続く第3のチャネルとして情報発信や販促活動に利用できる。

映像コンテンツを使用したりコマースサイトの商品の買い物を楽しんだりできる

 空間内には、利用者の分身であるアバターが集まり同時に映像を視聴するウォッチパーティのモニターや、商品・作品が展示できるショップ・ギャラリー、広告サイネージなどを配置。アニメや漫画のIPを取り扱うほか、クリエイターによる同IPの二次創作を可能とするビジネススキームを構築し、空間内で展示販売する。コンテンツはNFT(非代替性トークン)で管理する。

 また、北米を中心としたアニメファンが交流するMyAnimeList(マイアニメリスト)と連携て海外アニメファンの集客を行ない、世界中のアニメファンの交流の場を作る。さらに、海外のクリエイターとファンが集うMediBangと連携し、クリエイターによる二次創作作品の展示販売を行なう。

「ケイゴイノウエ」コラボエリア
「十五少女」コラボエリア
アバターが集える大型モニターやギャラリーを配置
「クリエイター」コラボエリア

公開予定コンテンツ

電音部×バーチャル秋葉原 supported by ASOBISTORE(4月6日まで公開予定)

 バンダイナムコエンターテインメント公式エンタメコマースサイト「アソビストア」がバーチャル秋葉原に出店し、ダンスミュージックをテーマにした音楽原作キャラクタープロジェクト「電音部」の商品をバーチャル空間内のショップ販売する。また、空間内のビジュアルジャックや、コンテンツを視聴できるウォッチパーティを予定している。

昭和百年展(4月10日から公開予定)

 東京アニメセンター in DNP PLAZA SHIBUYAと名古屋PARCOで実施したクリエイター21人によるアート展の作品を「バーチャル秋葉原」で展示。作品をモチーフにしたグッズ販売なども予定している。

細田守監督映画「竜とそばかすの姫」BD/DVD販売記念企画(4月中旬以降公開予定)

 BD/DVD販売に合わせ、場面写真の展示やプロモーション動画の配信を予定している。リアルな家電量販店と連動した販売企画も行なう。

「神田明神」歴史紹介(4月中旬以降公開予定)

 神田明神の境内を散策できるVR空間を一般公開する。神田明神や東京の歴史文化を知る史料展示などを予定している。

「電音部」が過去に配信した番組のウォッチパーティを連日開催予定
バーチャル秋葉原とクリエイターとのコラボレーション展示やグッズ販売を予定している