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フィリピン観光大臣が訪日、外国人旅行者の受け入れ再開をアピール。「WTTCで旅行・観光を再起動」
帝国ホテルでは4月からフィリピンフェア
2022年3月17日 06:00
- 2022年3月15日 実施
フィリピンのマニラで「WTTC(世界旅行ツーリズム協議会)」のグローバルサミット(4月20日~22日)が開催されるのを前に、観光大臣のべルナデット・ロムロ・プヤット氏が来日し、都内で日本の報道関係者との懇談会が行なわれた。
2年ぶりの対面イベントとなった今回は、海外観光客の受け入れを再開したフィリピンの最新情報などが大臣から発表された。
登壇したべルナデット・ロムロ・プヤット観光大臣は、「これまで海外からの渡航者について非常に厳しく対応してきたフィリピンですが、先月ようやく緩和され、約2年半ぶりに海外からの旅行者が入国できるようになりました」と、2月10日からワクチン接種済みの外国人渡航者の受け入れを再開したことを改めてアピール。
そして、「2月10日~3月14日までの期間で約1600人の日本人がフィリピンを訪れています。この数字だけ聞くとまだまだ少ないと思われるかもしれませんが、我々はこれを前向きなスタートと考えており、そのうちに68万2788人の日本人観光客を迎えた2019年と同等の、あるいはそれを上回る水準にまで達することができると考えています。
日本への国際観光が再開された暁には、我々の協力も十分に期待いただければ幸いです。両国間の双方向の観光の強化は、それぞれの文化・生活様式への理解を促進し、さまざまな分野でのパートナーシップと支援の機会をより広めることになると思います」と述べた。
4月20日~22日にマニラで開催予定のWTTCのグローバルサミットについては、「“旅の再発見”をテーマに、旅行観光業界の著名人、官民の代表者にお集まりいただき、今日の旅行観光業界に影響を与える最も重要な問題について議論したいと考えています。フィリピンにとって、この待望のグローバルイベントを開催することは、フィリピンが観光・旅行業界を再起動させ、より多くの楽しみを提供する準備が整っていることを明確に示すものです」とした。
また、懇談会の会場になった「帝国ホテル 東京」では、2021年に日本とフィリピンの国交正常化65周年を迎えたことを記念して、4月1日から「フィリピンフェア」を開催する。アラカルトメニュー4品とドリンク1品が提供され、いずれも駐日フィリピン共和国大使館推薦シェフであるマリーヴ・イノマタ氏によるレシピ提供と監修で、アドボやバナナの揚げ春巻きなど、フィリピンの伝統料理や家庭料理をモダンにアレンジしたものとなる。この日は、そのフェアで提供される料理が特別に振る舞われ、豊かな味わいのフィリピン料理を楽しむことができた。