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奈良県内のタクシー運賃改定。初乗り680円へ。改定率9.25%。4月1日から

2022年3月1日 発表

国土交通省 近畿運輸局が、4月1日から実施する奈良県地区のタクシー新運賃を公示

 国土交通省 近畿運輸局は3月1日、奈良県地区におけるタクシーの新運賃を公示した。4月1日に新運賃を実施する。

 運賃改定により小型車と中型車の区分を「普通車」に統合。改定率は9.25%で、普通車の場合、初乗り運賃が1.3kmで680円、加算運賃はが48m(時間距離併用制時は1分30秒)で90円が上限となる。

 改定にあたっては、運転者の労働条件改善が主要な理由の一つとして挙げられていることから、運送収入実績に対する運転者人件費の割合を維持したうえで、経営が成立する水準の運賃を設定するという考えに基づき査定。

 運賃改定により、運転者の労働条件の改善が適切に図られるよう、奈良県タクシー協会などに対して、運送乳臭に対する運転者人件費の割合(歩合率)を維持するなど適切に労働条件の改善措置を講ずることや、労働条件の改善についての考え方を利用者に対して積極的に表明すること、しかるべき時期に改善状況について自主的に実績を公表することなどを指導するとしている。

4月1日からの新運賃