ニュース

東京地裁、外環道工事を一部差し止め。2020年に調布市の住宅街で陥没事故

2022年2月28日 発表

陥没事故が発生した調布市の住宅街

 東京地裁は、東京外かく環状道路(外環道)の工事における地表面陥没・空洞事故の発生を受け、国やNEXCO東日本、NEXCO中日本に対する工事差止仮処分命令を決定した。

 陥没が発生したのは、東京都調布市東つつじヶ丘2丁目付近。2020年10月18日12時30分ごろ、大きさ5×2.5m程度の陥没が発生した。関越自動車道~東名高速を結ぶ外環道の本線トンネル(南行)の工事現場付近だった。

 決定は、外環道(関越~東名)での7本のシールドトンネル工事のうち、東名立坑発進に係る2本のトンネル掘削工事について、気泡シールド工法による掘削工事を行なってはならない旨の内容となっている。