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圏央道 横浜湘南道路のトンネル工事、シールドマシン2号機による掘進を開始

2022年1月26日 発表

圏央道 横浜湘南道路のトンネル工事において、シールドマシン2号機による掘進を開始する

 国土交通省 関東地方整備局 横浜国道事務所は1月26日、圏央道(首都圏中央連絡自動車道)横浜湘南道路トンネル工事において、整備を進めていたシールドマシン2号機の準備が整い、掘進を開始することを発表した。

 2024年度の開通を目指す横浜湘南道路 藤沢IC(インターチェンジ)~栄IC・JCT(ジャンクション)のトンネル工事においては、2019年11月20日に藤沢市の大鋸発進立坑からシールドマシン1号機による掘進を開始したが、境川付近で支障物との接触が発生した影響で工事を中断。2021年6月に掘進を再開した。

 1号機については、2021年12月11日までに白旗川や小田急江ノ島線の交差箇所を横断して約800mを掘進。掘進した区間のトンネル区間に異常はなく、交換式先行ビットに一部摩耗はあるものの、こちらも掘進に支障はない状況。掘進箇所の地表モニタリングも異常は認められず、引き続き施工管理を徹底して掘進していく。

 その後、終点となる藤沢市の藤沢回転立坑に到達後、支障物接触の影響が確認されていたが交換できなかった固定式ティースビットや固定式先行ビットなどのシールドマシン点検を実施。折り返し、下り線側の全区間約7.5kmの掘進が行なわれることになる。

 1月26日に掘進を開始するシールドマシン2号機は、上り線と下り線のトンネルが近接する横浜坑口側から上り線トンネルを掘進するもので、約2.7kmを掘進して、1号機が出発した大鋸発進立坑で地中接合を行なう計画となる。

 1号機同様に施工管理し、地上部のモニタリングも実施。掘進に伴う振動にも配慮して掘進速度調整を行ないながら掘進する予定となっている。

位置図
シールドマシン2号機の状況