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2022年春の花粉、関東以西は飛散量少ない“裏年”に。北海道は前年から大幅増見込み。ウェザーニュース第1回予想発表

2021年10月4日 発表

ウェザーニューズが2022年の「第一回花粉飛散傾向」を発表した。画像は2022年春の花粉飛散量(前年比)

 ウェザーニューズは10月4日、2022年花粉シーズンに向けて「第一回花粉飛散傾向」を発表した。ウェザーニュースWebサイトで公開している。

 2022年春は、花粉飛散量の多かった2021年の反動から、前年よりも減少傾向となるところが多くなる見込み。花粉飛散量は周期的に増減し、飛散の多い期間と少ない期間が交互に訪れる傾向があるといい、北日本の一部を除いて飛散量が前年を上まわり“表年”となった2021年に対し、2022年は多くのエリアで“裏年”となる見通し。特に飛散量が多かった四国や九州南部では前年比で半分程度になる可能性があるとするほか、関東より西ではおおむね前年を下まわる予想となっている。

 ただし、北海道や日本海側では今夏の日照時間の長い雄花の生育に適した気候となったことから“表年”となる見込みで、北海道では前年比約1.8倍、東北・北陸では同約1.3倍と、前年を上まわると予想されている。

2022年春の花粉飛散量(平年比)
飛散量(北海道)
飛散量(東北北部)
飛散量(東北南部)
飛散量(関東・山梨)
飛散量(北陸・長野)
飛散量(東海)
飛散量(近畿)
飛散量(中国・四国)
飛散量(九州)
都道府県別の花粉飛散傾向(2022年)