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JALの機内食通販「BISTRO de SKY」をさっそく家で食べてみた

2021年7月21日 発売

JALが国際線機内食の通販を開始した

 JAL(日本航空)は、国際線機内食「BISTRO de SKY(ビストロですかい)」の販売を公式通販サイトのJALショッピングで7月21日に開始した。

 海外旅行の機会が減ってしまった現在、「JAL国際線の気分を自宅で楽しんでもらいたい」と、過去に実際に機内で提供していた人気メニューをもとに、ボリュームや彩りなどを考慮し特別に開発したもの。

今回の取り組みの背景となる事業戦略を説明した日本航空株式会社 ライフ・コマース事業部 推進グループ グループ長 安藤大輔氏
「BISTRO de SKY」の商品説明で登壇した商品・サービス開発部 客室サービスグループ グループ長 安藤正人氏

 今回販売開始した第1弾は、恵比寿の人気和食店「賛否両論」の笠原将弘シェフが監修した「賛否両論シリーズ」と、北海道のご当地グルメをテーマにした「北海道シリーズ」。それぞれ3種をラインアップしており、数万個用意しているという。また、第2弾は8月上旬に販売開始予定、第3弾以降も検討中とのこと。商品概要は以下のとおり。

BISTRO de SKYラインアップ

12食セット(3種×4食): 9790円(送料込)
6食セット(3種×2食): 5890円(送料込)

 機内では水蒸気の熱を利用したスチームオーブンでじっくりと加熱していくそうだが、今回は家庭用ということで、一般的な電子レンジで温めても美味しく食べられるように水分量の調整や野菜の茹で時間の短縮など、さまざまな工夫をしたことが大きなポイント。構想~販売にいたるまでの約半年間には、「せっかく食べてもらうなら、より美味しいものを」と、社員食堂で在庫分を使いながらリサーチを重ねたという。

「賛否両論シリーズ」は笠原将弘シェフがJAL機内食のために作ったオリジナルメニュー
「北海道シリーズ」は北海道をテーマにした人気の機内食オリジナルメニュー
機内で好評のビーフコンソメスープが食数分付く(※カップは付属しない)

 BISTRO de SKYは、先進国で1食とるごとに開発途上国に1食を贈る社会貢献活動「TABLE FOR TWO」プログラムに参加しており、対象メニュー1品につき20円がTFTプログラムに寄付される。

 これはJALグループのSDGs達成に向けた取り組みの一環で、商品説明で登壇した商品・サービス開発部 グループ長の安藤正人氏は「JALとお客さまの双方で一緒に社会貢献ができたら」と話した。

「賛否両論シリーズ」の3種

「4種だしの旨み やわらか かつ重」は、だしのきいた特製だれにくぐらせた、しっかりとした食感のかつが特徴
かつおだしで炊き上げた生姜ご飯の上に豚生姜焼きが乗る「かつおだし香る豚肉の生姜焼き重」
6種類の野菜が入った「いろいろ野菜と塩だれ から揚げ重」は、から揚げの衣を薄くする工夫をしてヘルシーにアレンジ

「北海道シリーズ」の3種

「スパイス香るホワイトカレー」は北海道発祥のクリームソースをベースにしたホワイトカレー。スパイスの香りがひきたつ一品
「特製デミソース エスカロップ」。エスカロップとは根室のご当地メニューとのこと。筍入りのバターライスが食欲をそそる
「ごろごろ野菜のやきとり(豚肉)丼」は室蘭やきとりがモチーフ。オリジナルメニューと比べて野菜たっぷりでカロリーを抑えたという

さっそく家で食べてみた

食べる前日に冷凍庫から冷蔵庫に移しておく

 持ち帰り用の試食をいただいたので、さっそく自宅で食べてみた。BISTRO de SKYは冷凍便で届く。同梱される説明書によると、お勧めの調理方法は24時間の冷蔵解凍後に電子レンジで3分加熱とのことなので、実際に食べたのは翌日だ。今回はビーフコンソメスープはなかったが、こちらは1包の中身をカップに入れて、お湯を140cc注いでかき混ぜるとのこと。

左下角を点線まではがして
電子レンジ500wで3分チン
開けると食欲をそそる匂いがする

 個人的にはランチにちょうどよいボリュームで、冷凍庫にあるとなにかと便利で心強い商品だなと感じた。おかずの量を増やして、その分ごはんの量を減らしているというのもうれしいポイントだ。少量の6食セットが用意されているので、まずはお試しで注文できる気軽さもよい。

北海道シリーズの「ごろごろ野菜のやきとり(豚肉)丼」
賛否両論シリーズの「かつおだし香る豚肉の生姜焼き重」

 コロナ禍で久しく海外出張をしていない人をはじめ、さまざまな人がこのJAL国際線エコノミークラス機内食を感慨深く楽しめるのではないだろうか。多くの人のおうち時間が増えた昨今、贈答用にも喜ばれるかもしれない。

空の旅に思いを馳せてみては