ニュース

帝国ホテル、64年東京五輪選手村食堂のメニューなど復刻。初代総料理長・村上信夫の生誕100周年

2021年7月1日~8月31日 開催

第11代料理長/初代総料理長を務めた村上信夫氏の生誕100周年記念企画を開催

 帝国ホテルは、第11代料理長および初代総料理長を務めた村上信夫氏の生誕100周年企画を7月1日~8月31日に実施する。期間中、本館17階ロビーとビュッフェレストラン「インペリアルバイキング サール」の入口で企画展示を行ない、さらに村上氏とゆかりのあるメニューの提供も行なう。

 村上氏は、26年間帝国ホテルで提供する料理全般にわたる総責任者を務めながら、NHK「きょうの料理」へのレギュラー出演などを行ない、さらに1964年の東京五輪選手村食堂では料理長を務めるなど、日本におけるフランス料理の発展に貢献した。企画展示では、村上氏のコックコートや料理ノートに加え、選手村食堂でのメニュー表などを展示する。

スズキのカフェ・ド・パリ風 ブールブランソース
魚介のブイヤベース クスクス添え

 さらに、氏が開店に携わった日本初のビュッフェ形式レストラン「インペリアルバイキング」では、著書「村上信夫の料理ノート」「帝国ホテル 村上信夫のフランス料理」に記した料理や、1958年の「インペリアルバイキング」開店当時に提供した料理、また、氏が料理長を務めた東京五輪選手村食堂「富士食堂」のレシピブックに残されている料理を、通常のメニューに加えて提供。氏のレシピを再現した「スズキのカフェ・ド・パリ風 ブールブランソース」や、東京料理長の杉本雄氏がオマージュを込めて考案した新メニュー「魚介のブイヤベース クスクス添え」などを提供するという。