ウルトラマンがイメージキャラクターに。シンガポール政府観光局、日本との外交樹立55周年事業を発表

シンガポール政府観光局が日本・シンガポールの外交樹立55周年記念事業の詳細を発表した

　シンガポール政府観光局は6月1日、日本・シンガポールの外交樹立55周年（SJ55）を記念した事業の詳細をオンライン会見で発表した。

　コロナ禍で両国間の渡航が制限されるなか、自宅やオンラインで楽しめる企画やコンテンツ、バーチャルツアーを実施する。

　オンライン会見でビデオメッセージを寄せたシンガポール政府観光局 長官のキース・タン氏は、「コロナ禍で多くのエージェントがオンラインの企画を作っている。こうした活動が未来の旅行プランの参考になる。皆さんとシンガポールで会える日を楽しみにしている」とコメント。

　続いて北アジア局長のマーカス・タン氏が本事業の記念ロゴデザインを公開した。両国の国旗で使われている赤と白を基調に、日本を象徴する桜とシンガポールのアイコンでもあるマーライオンを折り紙で意匠化したロゴになっており、「両国のリスペクトと友好を示すもの」という。

たシンガポール政府観光局 長官 キース・タン氏

たシンガポール政府観光局 北アジア局長 マーカス・タン氏

SJ55のロゴを発表するマーカス・タン氏

　また、本事業のイメージキャラクターとして、同じくデビュー55周年を迎えている「ウルトラマン」を起用することが明かされた。初代ウルトラマンは1966年に放送を開始しており、今後キービジュアルやショートビデオ、ノベルティなどに登場するという。

　シンガポール政府観光局は、海外旅行再開に向けて「SingapoReimagine（ふたたび、旅へ。シンガポール）」のタグラインを設定しており、もう一度旅行ができるようになるまで準備を整えたり、過去の旅を再体験したりといった想像を通じて将来につなげたいとしている。

Netflixでのシンガポール映画の配信やロイヤルデリの冷凍食品、スマートフォンゲームのシナリオ、JTBのバーチャルツアーなどを通じてSJ55事業を展開していく