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NEXCO中日本、トイレの忘れ物・急病人検知センサーを設置拡大
トイレ内多言語タブレットも
2021年5月28日 11:00
- 2021年5月27日 発表
NEXCO中日本(中日本高速道路)は、管内のSA/PAで導入を進めている、トイレ内で忘れ物や急病人を検知する「アウトラインセンサー」と、14か国語で個室トイレの利用方法を案内する「多言語タブレット」について、首都圏のSA/PAで6月末までに整備すると発表した。
アウトラインセンサーは、個室トイレの天井に設置したセンサーにより人や物のシルエットを検知し、ドアの開閉信号と連動してAIが忘れ物や動けなくなった人を判定するというシステム。中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋が開発した。
現在、東名・名神高速道路(E1)の港北PA(上下)や多賀SA(上下)、新東名高速道路(E1A)の駿河湾沼津SA(上下)や静岡SA(上下)など計32か所で導入し、海老名SA(下り)では忘れ物件数が約4割減少するなど効果をあげている。
新たに追加するのは、東名高速道路(E1)の鮎沢PA(上下)や足柄SA(上下)、中央自動車道(E20)の石川PA(上下)など計12か所。個室トイレの一部に整備する予定。
多言語タブレットは洗浄便座の操作ボタンや利用方法を14か国語で案内するほか、長時間利用のユーザーに体調を尋ねる機能などを搭載したもの。現在計11か所に設置されている。
新たに追加するのは、東名高速道路(E1)の中井PA(上下)や愛鷹PA(上下)、西湘バイパス(E84)の西湘PA(上)など計14か所。個室トイレの一部に整備する予定。