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ETCパーキングで自動支払い/障害者駐車スペース確保/駐車場周遊サービスなど

新コンセプト「Drive Node」で駐車場同士を連携

2021年5月 発表

2022年 提供開始予定

ETCパーキングの新コンセプト「Drive Node」を発表した

 ETCマネジメントサービスは、ETCキャッシュレス決済駐車場「ETCパーキング」の新コンセプト「Drive Node」を発表した。

「Drive Node」では、駐車場をクルマでの移動ネットワークにおける結節点(Node)と捉え、ETC技術とネットワーク技術により駐車場相互間を連携させたサービスを目指す。2022年から順次提供開始予定のETCパーキングに組み込む予定。

 各駐車場の出入り口や車室にETCアンテナを設置し、車両に搭載されたETC車載器と無線通信することで、駐車場に入庫/出庫する車両を確認・認証する。また連携する商業施設や公共交通機関にはスマホのQRコードなどを読み取る装置を設置し、ドライバーのスマホのQRコードなどを読み取ることで「Drive Node」に入庫した車両のドライバーを関連づける。

駐車場相互間を連携させたサービスを提供
キャッシュレスサービス

自動支払いサービス

 2回目からの利用では、駐車料金を自動で支払うことができ、スマホでの操作も不要となる。クルマに戻ってそのまま出庫するだけで、あとから領収証がメールで送付される。

自動支払いサービス

障害者駐車スペースの確保

 ETC認証機能の活用により、障害者車両だけを判別して駐車を許可する仕組みを構築する。

障害者駐車スペースの確保

駐車場周遊サービス

 観光地周辺の複数の「Drive Node」が連携することで、「1日どのDrive Nodeを何度利用しても定額」といったサービスが提供可能に。ドライブ旅行者向けの駐車場サービスを充実させる。

駐車場周遊サービス

商業施設の来客駐車場化

 小規模なコインパーキングなどが商業施設や商店街の来客駐車場となることが困難な現状に鑑み、「Drive Node」で駐車した車両を特定して商業施設との連携を構築。小規模駐車場でも来客駐車場として活用することが可能となる。

商業施設の来客駐車場化

パークアンドライドの促進

 一般の小規模コインパーキングをパークアンドライドの拠点とすることが可能となる。また特定日に中心市街地の「Drive Node」を閉鎖し、代わりに周遊地のパークアンドライド用「Drive Node」の料金を高く設定して、収益を施策に参加した「Drive Node」全体で分配するといった施策にも対応できる。

パークアンドライドの促進