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北軽井沢のぜいたくヴィラ「あさま空山望」に泊まってみた! 人里離れて非接触・非対面ステイ
2021年5月3日 08:00
- 2021年4月26日 開業
空山望くらぶは4月26日、一棟貸し切り型のヴィラ「俺の別荘 あさま空山望」(群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢2032-2577)をグランドオープンしました。冬期はプレオープンとして週末のみ営業していましたが、GWからスパやレストランの一般営業もスタート。5月上旬にはドッグランも完成予定となっています。
現在はキャンプエリアの整備も進行中。今回はグランドオープンにあわせて報道向けに公開した様子をレポートします。
チェックイン・チェックアウトは非接触
「あさま空山望」があるのは群馬県長野原町。長野県と群馬県境にそびえる浅間山の東側に位置します。軽井沢駅からはクルマで40分ほど。送迎サービスはないので、ほとんどのゲストはクルマでのアクセスとなります。歩いていける範囲にコンビニなどは一切なく、手つかずの大自然に囲まれた静かな場所です。
国道146号線を北上し、「北軽井沢」の交差点を右折したら、そこからさらに走ること10分ほど。その交差点付近にはコンビニや農園直売所、喫茶店などがあります。周辺観光地には鬼押出し園や白糸の滝など。どちらもクルマで20分ほどの距離です。
新型コロナウイルスの影響で、予定していたさまざまなオペレーションの変更を余儀なくされたというあさま空山望。その1つがチェックイン、チェックアウトの手続きです。
当初はラウンジ棟で対面チェックインを予定していましたが、非接触のシステムに変更。宿泊する2日前くらいにメールで送られてくるセルフチェックイン用コードと予約コードを控えていけば、誰とも接触せずに入室が可能です。なおクルマは客室ヴィラに横付けできます。
ヴィラは3タイプ。まずはプレジデンシャルスイート「ポラリス」をご紹介
緩やかな坂に沿うように点在している客室ヴィラは全部で16棟。8名定員のプレジデンシャルスイート「ポラリス」(1泊16万円)、6名定員のスーペリアスイート「シリウス」(12万円)、4名定員のデラックススイート「カシオペア」(8万円)の3タイプがあります。
今回私は「シリウス」に宿泊したのですが、「ポラリス」の内見ができたのでたっぷりの写真でご紹介しましょう。
室内面積112m 2 を誇るヴィラ内に一歩足を踏み入れると「わぁ~!」と思わずため息がでます。その広さ、洗練されたインテリア、そして何と言っても圧巻の浅間山ビュー! ポラリスには、シリウスやカシオペアにはない、サウナやジャグジー、ロフト、プロジェクタが完備されています。さすが1泊16万円!
愛犬連れ大歓迎のあさま空山望
全ヴィラで犬同伴が可能なあさま空山望。ワンちゃんと安心安全なプライベートおこもり旅をしたいという人にはうってつけです。1頭につき施設使用料が別途4000円かかりますが小型犬は3頭まで、大型犬は1頭までオーケー。ただし大型犬はポラリスのみとなります。
ケージやエサ入れ、トイレなどペットグッズの用意も。ちなみに犬同伴かどうかは予約時に入力するシステムになっています。
6万2000m 2 の広い敷地内にはドッグランも完備。5月上旬には「ポラリス」にヴィラ専用のドッグランが、また「シリウス」と「カシオペア」には共有の広々としたドッグランが完成予定です。
隠れ家のようなラウンジはオススメの素敵空間
チェックイン・チェックアウトが非接触となったことで、ある意味必要なくなってしまったラウンジ棟ですが、ここがとってもステキなのです。ゆったりした大きなソファが置かれフリードリンクの用意も。宿泊者のみが利用できる特別な空間なのでぜひ利用してみては?
実はこのラウンジ、クルマ好きの方には特にオススメ。というのも、以前クルマ業界にいたことがある空山望くらぶ代表の福山博之氏の趣味で、クルマ関連の本がいろいろ。なかでも雑誌「カーグラフィック」は創刊号から揃っているのだとか(全部は出していませんでしたが)。
最新電気自動車のレンタルも
さらにクルマ好きさんには耳寄り情報があります。それが高級電気自動車を2万5000円/日でレンタルできるというサービス。
電気自動車を使って首都圏から北軽井沢まで来た場合、一晩しっかり充電をしないといけないのですが、その間出かけることができなくなってしまいます。そんなゲストに使ってほしいと用意されているのがアウディとベンツの2台の電気自動車。高級電気自動車を試乗したいと思っている人にもよいかもしれませんね。このサービスは現在予約プランなど準備中とのことです。
あさま空山望には、敷地内の移動に使える電動カートも用意されています。
例えば一番上にあるヴィラからレストラン・スパ棟までは歩けない距離ではないのですが、この電動カートを使えば上りになる帰りが楽ちん。ただし冬は積雪や凍結があるので、利用は4月~11月限定となります。6月からはトゥクトゥク(電動三輪自動車)の乗車体験も。こちらは有料で1時間3000円です。
一般利用も可能なレストラン・スパ棟
レストラン「天空DINING」は、宿泊者の朝食会場でもあり、冬期(11月~3月)は夕食の特選飛騨牛のしゃぶしゃぶや伊勢海老鍋などの鍋料理を提供する場としても使われます。そして4月29日からはランチ限定で一般営業もスタート。ピザやパスタなどの洋食メニューを中心に提供します。
レストランの隣には、男女別の大浴場を持つ「天空スパ」があって、こちらも4月29日から一般利用がスタートしています。入浴料は大人2000円、子供1000円(3歳~小学生)。決済はクレジットカードか電子決済のみとなっています。なお、宿泊者は無料で利用できます。
今回泊まったヴィラ「シリウス」
いよいよ実際に泊まったヴィラのご紹介です。今回私はスーペリアスイート「シリウス」に泊まることができました。室内面積は約75m 2 、テラスだけでも31m 2 ある最大6名定員のラグジュアリーヴィラです。
あさま空山望の屋根に使われているのは東京ドームと同じテント素材。白い屋根なので、秋冬シーズンは雪が積もっているかのように見えるかもしれません。このテント素材は、室内に温かい陽の光が包み込む自然と一体化した空間を作り出していて、二重構造にすることで結露を防いでいるのだそう。確かに天井が白いと室内が明るく広く感じますね。
コロナ禍でワーケーション、リモートワークなどが話題の昨今、あさま空山望の施設内はもちろんWi-Fi完備。滞在中は回線が切れたり弱くなったりすることなく快適でした。リビングで、テラスで、はたまたバスルームで(?)快適にノートPCを広げられますよ。
この日は実はテラスでバーベキューの予定だったのですが、あまりに気温が低かったため、BBQセットを室内に用意してもらってリビングのテーブルでいただきました。食材が入っている三段重を開けると、松阪牛カルビと赤身肉、イカやアワビ、サザエなどの海鮮類、ナスやとうもろこし、アスパラなどの野菜とおにぎりが。それにプラスしてアルミホイルに包まれた鯛も! フリードリンクのビールを飲みながらほろ酔い1人バーベキュー体験でした。
あさま空山望の食事は宿泊料金とは別になります。夕食は1万3000円/人(夏季:BBQ、冬季:鍋料理)、朝食は2000円/人となっていて、予約時に食事のありなしを選択します。食べ物や飲み物の持ち込みはできません。
ポラリスにはプロジェクタがあって大型スクリーンでNetflixやU-NEXTが観られると前述しましたが、全ヴィラのリビング、寝室にあるテレビでも視聴可能です。この日私はリビングのテレビで映画を1本、寝室のテレビでも1本鑑賞しました。
天空DININGでゆっくり朝食をいただいたあとは、12時のチェックアウトまでのんびりできます。天空スパの大きなお風呂やサウナに入るのもよし、ヴィラのテラスでまったりするもよし。三密とは無縁の大自然に囲まれた、ラグジュアリーヴィラでの非日常体験でした。そうそう、うっかり忘れそうになりましたがチェックアウトも室内にあるタブレットで完了です。