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クイーンズランド州政府観光局、グレートバリアリーフの「いつか訪れてほしいリーフスポット」トップ10

2021年3月4日 発表

1位 クリスタル・ブルーホール、ヤプーン(カプリコーンコースト)

 クイーンズランド州政府観光局の日本事務所は、「海洋生物学者のジョニー・ガスケルが選ぶグレートバリアリーフのいつか訪れてほしいリーフスポット トップ10」を発表した。

1位 クリスタル・ブルーホール、ヤプーン(カプリコーンコースト)

「ブルーホール」とは海底にあいた陥没穴で、このような形状は海水面が現在よりも100~120m低かった氷河期に形成されたと考えられている。直径120m、深さ40mのホールの周りは健康なサンゴでびっしりと覆われており、中心のホールに向かって傾斜している。そのため、底を覗き見ることはできなかった。

2位 エリザベスリーフ、ウィットサンデー諸島

 海水が澄み切っており、リーフの周りには何千匹もの魚が泳ぎまわっている。特にリーフの端に非常に被覆率の高いサンゴがあり、一部は被覆率が最大100%と傑出している。

2位 エリザベスリーフ、ウィットサンデー諸島

3位 シークレットリーフ、ウィットサンデー諸島

 壮大なラグーンの集合体で、多種多様なサンゴ礁と魚類が生息している。

3位 シークレットリーフ、ウィットサンデー諸島

4位 ブリッグスリーフ、ケアンズ(トロピカル・ノースクイーンズランド)

 ケアンズ沖フィッツロイ島付近にあるムーアリーフとサドベリーフの間にたたずむ小さなリーフ。ほかのリーフ地帯に比べて被覆率の高いハードコーラルを有している。

4位 ブリッグスリーフ、ケアンズ(トロピカル・ノースクイーンズランド)

5位 タイガーリーフ、ボーウェン(ウィットサンデー諸島)

 2017年に熱帯低気圧が通った地帯に近かったが、被害をほとんど受けていなかった。

5位 タイガーリーフ、ボーウェン(ウィットサンデー諸島)

6位 フィッツロイリーフ、グレートケッペル島(カプリコーンコースト)

 大きく深いラグーンを囲むようにリーフが形成されている。水路がラグーンにつながる場所にあるサンゴの坂は、多様なハードコーラルで完全に覆われており、さまざまな魚が生息していう。

6位 フィッツロイリーフ、グレートケッペル島(カプリコーンコースト)

7位 名前のないリーフ、ヤプーン(カプリコーンコースト)

 スウェインリーフス国立公園内にある小さなリーフが集まった大きなサンゴ礁群で、そのほとんどに名前がついていない。泳いで通り抜けられる壮大な空間があり、また洞窟がある地形となっている。

7位 名前のないリーフ、ヤプーン(カプリコーンコースト)

8位 カンガルーリーフ、ボーウェン(ウィットサンデー諸島)

 リーフ中央の水路を流れる海流が早く、海面温度がうまく混ざり合って夏に低温に保たれる。食料となるプランクトンとサンゴの成長に最適なエリア。

8位 カンガルーリーフ、ボーウェン(ウィットサンデー諸島)

9位 リトルバロンリーフ、ヤプーン(カプリコーンコースト)

 スウェインリーフス国立公園内にある、1000以上の独立したサンゴ礁の1つ。近隣リーフは安全で穏やかな繁殖地となっているため、冬に海中でザトウクジラを見ることができる。

9位 リトルバロンリーフ、ヤプーン(カプリコーンコースト)

10位 サドベリーリーフ、ケアンズ(トロピカル・ノースクイーンズランド)

 このリーフの大部分がソフトサンゴで、無数のブダイとボラが泳いでいる。通常はより深いダイビングスポットでしか見られないような生物を見ることができる。

10位 サドベリーリーフ、ケアンズ(トロピカル・ノースクイーンズランド)