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球磨川へ3つの仮橋を5月末までに設置。令和2年7月豪雨で流失

2021年2月2日 発表

令和2年7月豪雨で被災した球磨川に3つの仮設橋を5月末までに設置

 国土交通省 九州地方整備局は2月2日、令和2年(2020年)7月豪雨で被災した球磨川の3橋について、5月末までに仮橋の設置を完了する見込みであることを発表した。

 国交省では熊本県八代市から人吉市間の国道219号のほか、県道や流失した10橋梁など約100kmにわたって国の権限代行により復旧事業を進めている。このうち、元の位置で応急復旧が可能な「鎌瀬橋」「坂本橋」「相良橋」については3橋への仮橋設置を進めており、5月末までに設置が完了が完了する見込みとなった。

 3橋はいずれも橋の上部工のほとんどが流失し、橋脚と橋台が残された状態となっている。仮設橋は、桁重量が軽く、架設/解体が容易なガーター橋(桁橋)を採用。車両通行も可能で、通学路や生活道路としての機能回復により、球磨川流域市町村の生活再建につなげる。

鎌瀬橋
坂本橋
相良橋
仮設橋の特徴