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宇都宮市、芳賀・宇都宮LRTの開業を1年程度延期。2023年3月開業を目指す

2021年1月25日 発表

宇都宮市は2022年春の開業を目指して整備を進めていた芳賀・宇都宮LRTの開業が1年程度遅れるとの見通しを発表した

 宇都宮市は1月25日、2022年春の開業を目指して整備を進めている芳賀・宇都宮LRTの開業が1年程度遅れるとの見込みを発表した。

 事業の進捗について、2020年12月末時点で、市域における事業用地は全体の約95%を取得するとともに、工事についても整備区間の8割で実施しているものの、約2割が未着手。新型コロナウイルス感染症の影響で残る事業用地の取得に時間を要していることから、2022年3月の開業が困難と判断した。

 加えて、2020年度末の納入を目指して製造に着手した車両についても、同じく新型コロナウイルス感染症の影響に伴って外国製部品の調達に遅れが生じるなどしており、1編成目の納入時期が2か月程度遅れるとしている。

 事業費についても見直され、2020年度に宇都宮市初のレール敷設や停留場の整備、車両製造などに整備に着手した実績から、当初の全体事業費458億円(宇都宮市域、芳賀町域の合計)約458億円から、226億円増となる、684億円との見込みを示している。

事業費増額の理由など