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阿佐海岸鉄道、DMV導入を延期。東京オリ・パラまでの運行開始目指す

2021年1月7日 発表

阿佐海岸鉄道は2020年度内を予定していたDMV運行のスケジュール見直しを発表した

 阿佐海岸鉄道は1月7日、阿佐東線に導入するDMV(Dual Mode Vehicle:デュアル・モード・ビークル)の導入スケジュール見直しを発表した。

 鉄軌道と一般道路の両方を走行可能なDMVを世界で初めて定期営業運行することを予定しているもので、3台のDMV車両を導入する。

 2020年度内の運行開始を目指していたが、新型コロナウイルスの影響や、世界初の営業運行に向けた作業であることなどの要因で、想定以上に協議に時間を要している。これに加え、試験項目の充実やさらなる安全対策といった安全性確保に要する時間が延びているため、スケジュールを見直すこととなった。

 2020年度内は車両操作の性能試験を終えて非常時対応訓練をスタート。また、保安システムの試験準備を行なう。そして、2021年度に保安システムの性能試験や非常時対応訓練を進めるとともに、フェンス工事などの設備工事を実施。習熟訓練が行なわれ、安全性の確認を行なったうえで、東京オリンピック・パラリンピック前までに阿佐東線 阿波海南駅~甲浦駅間での運行開始を目指す。

スケジュール変更内容