東京発着のGo To トラベル、12月13日までは高齢者などのキャンセル無料

都の対策本部会議で発言する小池百合子知事

　東京都は12月2日、65歳以上の高齢者と基礎疾患を持つ人について、Go To トラベル事業での東京都を発着地とする旅行を自粛するように呼びかけるにあたり、該当する場合のキャンセル料が無料となると国から返答があったことを明らかにした。

　1日、小池百合子都知事が菅義偉首相と会談し、新型コロナウイルス感染症にかかった場合の重症化リスクが高い65歳以上の高齢者や糖尿病や心血管疾患などの基礎疾患を持っている人に対して、Go To トラベルを使った東京都を発着地とする旅行を控えるように呼びかけることで合意。

　2日に開催された東京都新型コロナウイルス感染症対策本部会議では、西村康稔新型コロナ対策担当大臣から都知事宛の返答が公表され、自粛を呼びかける期間やキャンセル料の取り扱いなどの方針が明らかにされた。

　自粛を呼びかけるのは12月17日24時までに出発する旅行。キャンセル料については、利用者からの自己申告を前提に、12月1日18時～13日24時に申し出ることで無料となる。宿泊業者や旅行業者に対しては、旅行代金の35％相当額が支払われる。

　東京都では、都内観光促進事業の「もっと楽しもう！TokyoTokyo」の12月17日まで新規販売を停止する措置をとっているが、こちらについても高齢者などに申込済みの予約の利用自粛を呼びかけるとしている。

東京都が公表した国からの返答