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avatarin、国際宇宙ステーション内アバターの遠隔操作体験を一般開放。11月21日~22日

JAXA施設見学の事業実証も

2020年11月10日 発表

ISS内のアバターを遠隔操作できる体験イベントを実施(画像:JAXA)

 ANAHD(ANAホールディングス)とavatarinは11月10日、ISS(国際宇宙ステーション)の日本実験棟「きぼう」に設置した「space avatar(スペースアバター)」を、一般の人が操作体験できるイベント「AVATAR X space avatar 宇宙を身近に感じよう」を実施することを発表した。

 space avatarは5月21日に打ち上げられた「こうのとり9号機」でISSへ運ばれたもので、JAXA(宇宙航空研究開発機構)認定施設ではない、地上の一般施設からコマンドを送って操作する。また、space avatarが捉えた映像を地上で受信。一般の人が街中からISS内の機器を遠隔操作し、その様子を街中で受信、鑑賞するのは世界初の試みだという。

 一般公開は11月21日と22日で、虎ノ門ヒルズのビジネスタワー4階 ARCH MAGNET ROOMで実施。特設サイトで参加者を募集している。

 併せて、avatarinのアバターロボット「newme(ニューミー)」と、凸版印刷のIoA仮想テレポーテーション技術を用いたウェアラブルデバイス「IoANeck」を活用したJAXA施設の遠隔見学も実施。newmeによる筑波宇宙センター見学またはIoANeckによる種子島宇宙センターを見学できるもの。筑波宇宙センターの見学会は上記の虎ノ門会場のほか、自宅などからの参加も可能となっており、事業実証として虎ノ門会場外からの参加を有料化。収益の費用対効果も確認する。