ニュース

平安京の「羅城門」を京都に再建するプロジェクト「よみがえる羅城門」発表

2020年10月20日 発表

「よみがえる羅城門」構想が発表された

「明日の京都 文化遺産プラットフォーム」は、平安京の正門だった「羅城門」を再建する「よみがえる羅城門」構想を示し、協力を呼びかけている。

 プロジェクトの目的は「平安時代の伝統的木造建造物『羅城門』の復活により、世界中の人々のこころと暮らしの平安を願うメッセージを発する。新しい文化遺産として創造し、後生に継承する」としており、呼びかけ文には茶道裏千家の千玄室氏、歴史学者の村井康彦氏、元ユネスコ事務局長の松浦晃一郎氏らが名を連ねている。

「よみがえる羅城門」呼びかけ文

 基本構想では、羅城門は伝統工法により原寸大・木造で建築。耐震・耐火・耐風機能を備える。「意匠、材料、技術のいずれにおいてもできうる限りの考証、検証を行ない、真正性を追求した工法、材料、意匠を採用する」としている。

 SDGs(持続可能な開発目標)を踏まえ、多くの個人、団体、企業の理解と賛同、協力を得てプロジェクトを実現させたいという。

明日の京都 文化遺産プラットフォーム「よみがえる羅城門」