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JR西日本、東海道・山陽新幹線に「N700S」を導入。台風19号で被災した北陸新幹線「W7系」も新製投入

2020年10月16日 発表

新幹線新型車両「N700S」をJR西日本でも導入

 JR西日本(西日本旅客鉄道)は、東海道・山陽新幹線車両「N700S」を2020年度(2021年2月以降を予定)に、2019年10月の台風19号で被災した北陸新幹線「W7系」を2021年度下期に新製投入すると発表した。

 N700SはJR東海(東海旅客鉄道)が2020年に営業運行を開始している新型車両で、JR西日本でも安全安定輸送の実現、快適性の向上に向け、2編成32両を新製投入する。予備車両の増備という新幹線重大インシデントの対策に対して効果を発揮するもとともに、全座席にコンセントを設けるなど乗客に快適な車内空間を提供する。投資額は約130億円。

被災した北陸新幹線「W7系」2編成24両を新製投入

 北陸新幹線では、台風19号により被災した2編成24両を新製投入(既存のW7系と同一仕様)し、被災前と同等の輸送力を確保。需要に応じた輸送力の提供が可能となる。投資額は約80億円。

N700Sの主な特徴
W7系の主な特徴