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10月からのGo To トラベルへの東京追加、最終判断は9月末に

2020年9月11日 発表

新型コロナウイルス感染症対策分科会の提言

 新型コロナウイルス感染症対策分科会は、9月11日に開催された第9回の会合において、Go To トラベル事業の対象に東京都を追加するにあたり、感染状況がステージ1かステージ2相当であることを目安にするよう提言した。

 Go To トラベル事業については、感染状況が悪化していた東京都を対象外とし、7月22日にスタートしていたが、9月10日に東京都が感染警戒レベルを1段階引き下げることを発表したこともあり、国土交通省(観光庁)は10月1日から同事業の対象に東京都を追加することについての判断を今回の分科会に仰いだ。

 分科会では、感染者数は減少傾向にあり、社会全体で感染対策を徹底すれば、制限を徐々に緩めることは可能とする一方、感染レベルが落ち着く前に経済活動を再開すると、感染が再燃する可能性が高くなるとし、各都道府県の判断で感染レベルがステージ1かステージ2相当まで下がっている必要があると指摘。

 全国的にGo To トラベル事業を展開した後であっても、ステージ3以上となる地域が出てきた場合には、当該都道府県を除外することも検討するように求めた。

 このため、政府ではGo To トラベル事業の対象に東京都を追加する方向で調整を進め、東京都を対象とする割引プランは9月15日以降に各事業者から販売されることになるが、最終的な追加の判断は9月末まで保留されることになった。

国土交通省(観光庁)提出の資料の一部