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平城京 大極殿院「南門」工事現場のバーチャル見学サイトが9月14日公開

2020年9月10日 発表

平城京の大極院殿「南門」の復原工事現場をバーチャル体験できるWebサイト公開

 国土交通省 近畿地方整備局 国営飛鳥歴史公園事務所は9月10日、2022年の完成を目指して整備を進める第一次大極殿院「南門」の復原工事現場をバーチャル体験できる3Dウォークスルー画像を作成、9月14日14時から公開することを発表した。

 第一次大極殿院は平城京北方に位置する、大極殿を含む区画で天皇の即位などが重要な儀式が行なわれた区画。この大極殿を取り囲む「築地回廊」「南大門」「東西楼」や「内庭広場」を復原する事業が進められている。

 2019年度からは古代の工法などを伝えるべく、第一次大極殿院の入口となる南門の復原工事の現場公開が行なわれているが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から一時中止している。

 今回公開されるのは、その南門復原工事の現場の内部をインターネットを通じて見学できるもので、現場内を歩くように移動や360度見渡しながら見学できるもの。各フロアの自動ツアー再生のほか、1階作業床、床上、2階作業床、初重屋根上、二重壁、3階作業床、二重屋根上、二重軒下、大屋根俯瞰といった各フロアを自由に観賞することもできる。